さて、前回まで「自立支援できたケース」の

具体例を挙げてみましたが、

介護度別にケースの件数を

積算してみました。


下はそのグラフです。




横軸、左から要支援1、要支援2、要介護1………

一番右が要介護5です。


そして、縦軸は件数です。


このアンケートは、ケアマネジャーさんと介護職員さんに

聞いたんですが、棒グラフの青が介護職員さんの答え。

茶色がケアマネジャーさんの答え。緑が合計です。




結果、どうだったかというと介護職員さんの答えは、

要介護3を頂点にした山になっているということ。


要介護3の人の自立支援のケースが一番多く、

つづいて介護4、介護2、介護1、介護5の順番に

少なくなっています。




いっぽうケアマネジャーさんの答えはどうだったかというと、

要介護2を頂点とした山になっています。

介護3、介護1、支援2、介護4、介護5、支援1

となっています。




ちなみにケアマネは包括のケアマネさんにも

答えていただきましたので支援のケース複数件ありましたが、

介護職員さんの答えでは支援2の人を上げた人が

1人いただけでした。




さて、「自立支援できたケースを教えてください」

という問いに対して、要介護2や3あたりの

自立支援が多かったのか、印象に残ったのか、

書きやすかったのか、という分析まではできませんが、

アンケートではこういうことになりました。




さて、問題はこれからです。

これだけでは解決できていません。


思い出してください。





要介護5の人でも身体機能の維持・改善の

可能性がある人には、そういう支援をおこなう

ことはあったとしても、

多くのケアマネが悩むのは、

それらが期待できない状態の人に

なにをケアマネジメントの目標にするか、





以前の記事でこういうことを書いています。

問題はこれです。


この視点で見ていくと、具体的なケースでは

どんな例が上げられてましたかね?


前回、前々回の記事を読んでみてください。

身体機能の維持・改善が困難な人に

どんな自立支援のケアマネジメントをしたか、

という例はあったでしょうか?




さあ、前の記事をクリック!(笑)