前回の記事、
「人間関係は○○がつくる」は、
どうも私が記事を書ききったつもり
でいたようで、実は途中だった、
ということをお断りしておきます(笑)
だからあんなに短かったんです。
そんなことはどうでも良いのですが。
さて、役割というものが、
人間関係をつくるのに必須
という理由は
これから説明したいと思います。
人間だれしも役割のひとつやふたつは
持っているはずです。
「おれ、PTA役員なんか、
したことないよ~」とか、
「職場で役職ないから」とか、
そういうレベルの話ではありません。
う~ん、例えば、とある女性が
「母親」になるタイミングって
どんなタイミングでしょうか。
実際、私は男で
母親になったことはないんで
あれなんですけど、たぶん、きっと
「自分が子供を産んだ瞬間」から
ではないでしょうか。
産んでからその赤ちゃんの世話をする、
授乳だとか、おむつ替えとか、
そういうことが始まる女性は
もう「母親としての役割」が求められ、
その求め通りに役割を果たしていくわけですね。
この「授乳だとか、おむつ替えとか」が
女性と赤ちゃんとのあいだに
「母親-その赤ちゃん」という人間関係、
つまり役割をつくっていくわけです。
こういう役割は至るところに見られます。
さっきの子供を産んだばかりの女性は、
配偶者にとっては「妻」ですし、
病院に入院していれば「患者」になります。
病院に駆けつけてくれた実母からは「娘」
でありますし、
お見舞いにきてくれた「友人」「親せき」
職場の「同僚」「先輩」「部下」と、
本当に数え切れないほどの役割が
この女性にはあります。
そして、どの役割にも関係が存在し、
まったく縁のないものなどありません。
そして、その役割どおりに女性は
人とつきあい、ふるまっていくわけです。
「人間関係は役割がつくる」。
この意味が分かっていただけるでしょうか。