「群馬県農林水産業関係成果発表会、水産分科会」に参加してきました。
数あるプログラムの中で「カワウの胃内容物調査」という発表に興味をもったので少し書かせてもらいます。
カワウに罪は無いが大量に魚を食い荒らす行動に養殖業者や漁協や釣り人が悩まされているのは周知の事実です。
我が家の近くにもカワウのねぐらがあり日が落ちるとたくさんのカワウが集まってくるので金額に換算できない環境被害も出ているようです。
被害は減少傾向と発表していますが身近な川から実感することはできません。
こちらがカワウの胃内容物です。
6月にコイが多いのは養魚場での捕食が疑われています。
残念ながら西毛地区の安中市と富岡市だけで捕獲したカワウ60羽を使った調査であり漁協の放流量や追い払い事業などは考慮していません。
5~6月のアユが意外と少ないのはそのせいかもしれません。また渓流魚の被害も知りたいところです。
広範囲なサンプリングの必要性を感じます。
ともあれ行政でないとなかなか出来ない調査であり海なし県ゆえの貴重なデータですがこれらの調査結果をもとに被害がいっそう減少する方法を考え実行していだくことを期待します。
アユが素早く逃げるのか? アユがいないのか? カワウの追い払い事業の成果なのか?
私は2番目だと思っていますが・・・
勉強しすぎてまた白髪が増えました(笑)
カワウの行動範囲は知りませんが松井田地区の追い払いでエサ取りに苦労してると思いますよー。