おはようございます。
「まおまお」で~す。
いつもブログを見ていただきありがとうございます。
今回の書籍の紹介はコレです。
済陽 高穂『副作用が楽になる、 抗ガン剤がよく効く食事』(アスコム,2010) 1,400円(税別)
食事によって抗ガン剤の副作用が軽減できる食事を解説している1冊。
はじめに
第1章 わかりやすい抗ガン剤の副作用
第2章 済陽式食事療法で、抗ガン剤作用がアップし、副作用は軽減する
第3章 抗ガン剤に効く・ラクになる食事
第4章 抗ガン剤治療と済陽式食事療法で克服した人たち
第5章 わかりやすい済陽式食事療法とガンの関係
第6章 免疫力を高める生活
今回紹介する書籍のテーマは「抗ガン剤の副作用を軽くする食事」についてです。
抗ガン剤治療で大変なのは副作用。
そのため抗ガン剤治療を拒否する患者さんもいるほどです。
ただし多くの病院では標準療法と呼ばれる手術、抗ガン剤治療、放射線治療を採用。
保険適用では、それらの選択肢以外の治療法を選べないのも現実です。
そうなってくると抗ガン剤治療で副作用を軽減できる手段を探す必要が出てきます。
そのような期待に応えられそうなのが、今回紹介する書籍です。
著者はガンの食事療法であるゲルソン療法や星野式ゲルソン療法、甲田療法などを研究し、独自の食事療法「済陽式食事療法」を創り出しました。
今回は副作用の軽減に絞って紹介をしていきます。
手術や放射線治療と、抗ガン剤の大きな違いの1つに治療範囲があります。
手術や放射線治療は病巣とその周囲に対する局所治療。
それに対し抗ガン剤は血液を通って全身に作用します。
抗ガン剤は細胞に対する毒性を利用してガン細胞を殺す薬です。
抗ガン剤は正常細胞とガン細胞を見分けて作用しないため、一緒にたたいてしまいます。
これによって起こるのが副作用なのです。
抗ガン剤の問題は正常細胞をたたいてしまうことで起こる副作用。
実は抗ガン剤による副作用には以下のような6段階のグレードがあり、それで判定されるのです。
グレード0(G0)は正常。
グレード1(G1)は軽度の副作用。
グレード2(G2)は中程度の副作用。
グレード3(G3)は重度の副作用。
グレード4(G4)は生命を脅かすまたは活動不能とする副作用。
グレード5(G5)は副作用による死亡。
抗ガン剤は効果と副作用の出方が同等の場合も少なくありませんし、効果はないのに副作用だけが強く出る場合も。
とくにダメージを受けるのが粘膜の細胞です。
粘膜の細胞がダメージを受けると、吐き気やおう吐、口内炎、下痢などの消化器症状が現れます。
これは血液の中に入ってきた毒物を排除しようとする働きなのです。
吐き気やおう吐の副作用は吐き気止めの薬を服用することでコントロールできるようになってきています。
それでもおう吐してしまった場合、レモン水や冷たい番茶でうがいをすると口の中がサッパリします。
またおう吐した直後1~2時間は固形物を食べないようにしましょう。
食べられるときに少しずつ食べることや、食欲をそそるような盛り付けを心掛けましょう。
うがいを頻繁にして、口の乾燥を予防しましょう。
味が分からなくなったり、食べ物がおいしく感じられなかったりしたときには白身魚にレモンをかけてみたり、香辛料やハーブなどを使ったりしましょう。
また、抹茶やごま、チーズなど亜鉛を含んだ食品を積極的に摂ることもポイントです。
他にも嫌なにおいのするものは身近に置かないことや、においの強い加熱料理は避けるようにしましょう。
歯磨きやうがいを頻繁にして口の中を清潔に保つことがポイントの1つ。
食事の献立には汁物を加えたり、食事にとろみをつけて飲み込みやすくしたりする工夫を。
また、酸味や香辛料、柑橘系、熱い料理は避けるようにしましょう。
よく噛んで食べることや、食後1時間くらいは横にならないことがお勧めです。
食事療法による副作用軽減に加え、ガンを抑制するための生活習慣のポイントを挙げていきます。
免疫力を上げるには良質の休養が必要です。
夜間の睡眠は、副交感神経が優位になり、リンパ球を増やします。
リンパ球が増えることで免疫力が向上するのです。
そのため睡眠時間は9時間を目安に取ること。
また、できるだけ早めに床に就くことも大切です。
可能であれば短時間でもいいので、昼寝をすることを著者は勧めています。
その際、眠れなくても身体を横にするだけでもOKです。
起きている時間が長くなることで、足に血液がたまりやすくなり、全身に血液を送る心臓に負担がかかってしまうことに。
その結果、血液循環が悪化し、免疫細胞が身体の隅々まで行きづらくなるため免疫力が低下してしまいます。
そのため眠らなくても身体を横たえることで血液循環を促すことが大切です。
入浴をすることで血液とリンパの流れがよくなり、免疫細胞が働きやすくなります。
1日5,000歩を目安に歩くことを心掛けましょう。
歩くことで入浴同様に血液とリンパの流れがよくなり、免疫細胞が働きやすくなります。
また、NK細胞が活性化します。
笑うことで免疫力が高まります。
そのために前向きな気持ちでいることも免疫力を高めます。
当書籍から分かったことは以下のようなことです。
1.抗ガン剤で副作用が出る理由が分かります。
2.抗ガン剤の副作用を軽減するための食事の工夫が紹介されています。
3.食事療法と一緒に免疫力を上げる生活習慣を採り入れることもお勧めです。
当書籍では副作用軽減のための食事療法が解説されています。
抗ガン剤の副作用で苦しんでいる人にとっては、実践してみる価値はありそうです。
ランキング評価
読みやすさ 3
情報量 3
情報質 4
価格 3
と言うことで「★★★」です。
次回も見に来てくれると嬉しいです。
「まおまお」で~す。
いつもブログを見ていただきありがとうございます。
今回の書籍の紹介はコレです。
済陽 高穂『副作用が楽になる、 抗ガン剤がよく効く食事』(アスコム,2010) 1,400円(税別)
この書籍をサクッというと
食事によって抗ガン剤の副作用が軽減できる食事を解説している1冊。
目次
はじめに
第1章 わかりやすい抗ガン剤の副作用
第2章 済陽式食事療法で、抗ガン剤作用がアップし、副作用は軽減する
第3章 抗ガン剤に効く・ラクになる食事
第4章 抗ガン剤治療と済陽式食事療法で克服した人たち
第5章 わかりやすい済陽式食事療法とガンの関係
第6章 免疫力を高める生活
食事療法で抗ガン剤の副作用を軽減する
今回紹介する書籍のテーマは「抗ガン剤の副作用を軽くする食事」についてです。
抗ガン剤治療で大変なのは副作用。
そのため抗ガン剤治療を拒否する患者さんもいるほどです。
ただし多くの病院では標準療法と呼ばれる手術、抗ガン剤治療、放射線治療を採用。
保険適用では、それらの選択肢以外の治療法を選べないのも現実です。
そうなってくると抗ガン剤治療で副作用を軽減できる手段を探す必要が出てきます。
そのような期待に応えられそうなのが、今回紹介する書籍です。
著者はガンの食事療法であるゲルソン療法や星野式ゲルソン療法、甲田療法などを研究し、独自の食事療法「済陽式食事療法」を創り出しました。
今回は副作用の軽減に絞って紹介をしていきます。
抗ガン剤の問題
手術や放射線治療と、抗ガン剤の大きな違いの1つに治療範囲があります。
手術や放射線治療は病巣とその周囲に対する局所治療。
それに対し抗ガン剤は血液を通って全身に作用します。
抗ガン剤は細胞に対する毒性を利用してガン細胞を殺す薬です。
抗ガン剤は正常細胞とガン細胞を見分けて作用しないため、一緒にたたいてしまいます。
これによって起こるのが副作用なのです。
抗ガン剤の問題は正常細胞をたたいてしまうことで起こる副作用。
実は抗ガン剤による副作用には以下のような6段階のグレードがあり、それで判定されるのです。
グレード0(G0)は正常。
グレード1(G1)は軽度の副作用。
グレード2(G2)は中程度の副作用。
グレード3(G3)は重度の副作用。
グレード4(G4)は生命を脅かすまたは活動不能とする副作用。
グレード5(G5)は副作用による死亡。
抗ガン剤は効果と副作用の出方が同等の場合も少なくありませんし、効果はないのに副作用だけが強く出る場合も。
とくにダメージを受けるのが粘膜の細胞です。
粘膜の細胞がダメージを受けると、吐き気やおう吐、口内炎、下痢などの消化器症状が現れます。
これは血液の中に入ってきた毒物を排除しようとする働きなのです。
副作用を軽減する食事
吐き気やおう吐
吐き気やおう吐の副作用は吐き気止めの薬を服用することでコントロールできるようになってきています。
それでもおう吐してしまった場合、レモン水や冷たい番茶でうがいをすると口の中がサッパリします。
またおう吐した直後1~2時間は固形物を食べないようにしましょう。
食欲不振
食べられるときに少しずつ食べることや、食欲をそそるような盛り付けを心掛けましょう。
味覚障害
うがいを頻繁にして、口の乾燥を予防しましょう。
味が分からなくなったり、食べ物がおいしく感じられなかったりしたときには白身魚にレモンをかけてみたり、香辛料やハーブなどを使ったりしましょう。
また、抹茶やごま、チーズなど亜鉛を含んだ食品を積極的に摂ることもポイントです。
他にも嫌なにおいのするものは身近に置かないことや、においの強い加熱料理は避けるようにしましょう。
口内炎
歯磨きやうがいを頻繁にして口の中を清潔に保つことがポイントの1つ。
食事の献立には汁物を加えたり、食事にとろみをつけて飲み込みやすくしたりする工夫を。
また、酸味や香辛料、柑橘系、熱い料理は避けるようにしましょう。
胃の不快感
よく噛んで食べることや、食後1時間くらいは横にならないことがお勧めです。
免疫力を高める生活習慣
食事療法による副作用軽減に加え、ガンを抑制するための生活習慣のポイントを挙げていきます。
睡眠
免疫力を上げるには良質の休養が必要です。
夜間の睡眠は、副交感神経が優位になり、リンパ球を増やします。
リンパ球が増えることで免疫力が向上するのです。
そのため睡眠時間は9時間を目安に取ること。
また、できるだけ早めに床に就くことも大切です。
可能であれば短時間でもいいので、昼寝をすることを著者は勧めています。
その際、眠れなくても身体を横にするだけでもOKです。
起きている時間が長くなることで、足に血液がたまりやすくなり、全身に血液を送る心臓に負担がかかってしまうことに。
その結果、血液循環が悪化し、免疫細胞が身体の隅々まで行きづらくなるため免疫力が低下してしまいます。
そのため眠らなくても身体を横たえることで血液循環を促すことが大切です。
入浴
入浴をすることで血液とリンパの流れがよくなり、免疫細胞が働きやすくなります。
歩く
1日5,000歩を目安に歩くことを心掛けましょう。
歩くことで入浴同様に血液とリンパの流れがよくなり、免疫細胞が働きやすくなります。
また、NK細胞が活性化します。
笑う
笑うことで免疫力が高まります。
そのために前向きな気持ちでいることも免疫力を高めます。
まとめ
当書籍から分かったことは以下のようなことです。
1.抗ガン剤で副作用が出る理由が分かります。
2.抗ガン剤の副作用を軽減するための食事の工夫が紹介されています。
3.食事療法と一緒に免疫力を上げる生活習慣を採り入れることもお勧めです。
当書籍では副作用軽減のための食事療法が解説されています。
抗ガン剤の副作用で苦しんでいる人にとっては、実践してみる価値はありそうです。
ランキング評価
読みやすさ 3
情報量 3
情報質 4
価格 3
と言うことで「★★★」です。
次回も見に来てくれると嬉しいです。