うつ病と双極性障害 | 自分を好きになってもいいよ~自信を育てる心理学~

うつ病と双極性障害

こんにちは 自信を育てるセラピスト けいたんです。
気がつけばもう12月。
月日が流れるのが早く感じられる今日この頃です。

今回はうつ病と双極性障害についてのお話です。
興味の無い方はスルーしてくださいませ。


近年増えてきているうつ病。
その中に様々な別の障害が隠れている事もあります。

その中の一つが双極性障害。
これはそう(躁)状態とうつ(鬱)状態が交互にやってくるのですが、
I型とⅡ型に分類されます。

躁状態とは、通常よりもハイテンションな状態なので、鬱状態で落ち込んでいるよりもいいと思われるかもしれませんが、早口になって喋りまくり、周りの人に嫌がられたり、悪化してくるとイライラしたり、怒りっぽくなったりします。

特にⅠ型と呼ばれるタイプは、気持ちが大きくなってクレジットカードで高額な買い物をしてしまったり、性欲が高まりすぎたり、暴飲や過食等無鉄砲な行動をしてしまい、その後にくる落ち込みとの差が激しくなってしまうのです。本人より周りにいる方の証言で発覚する事も少なくありません。診断的には、様々なエピソードがあるので発見しやすいとは言えます。

一方Ⅱ型は、躁の状態が短期間であまり出ないケースもある為、うつ病と誤診されている事が少なくありません。
実際に双極性障害と診断名がついた人のうち、35%の方は適切な治療が行われるようになるまでに5~10年かかってしまう人がいるのです。
怖いのは双極性障害であるにもかかわらず、うつ病と診断された場合、薬によっては躁状態になるのを促進し、悪化させる恐れがあるため、注意が必要です。

この障害は脳内の神経伝達機構の障害によるものという説が有力で、発症しやすい体質には、遺伝的要素があるという指摘もあります。親にそういう傾向がある方はそれも判断材料になります。

この障害は自分の気分をいかに安定させるかが鍵となります。自分で早めに気分の変調に気が付き、対応すれば気分の波の山が低くて済みます。周りにいる人に教えてもらうのも1つの方法です。

うつ病と診断されているけれど、気分の波が激しかったり、アルコールや食事を過剰に摂ってしまったりする場合は他の疾患を併発している可能性があります。

うつ病はお薬を飲んでしっかりと休養をとれば治るものから、新型うつ・発達障害・双極性障害・パーソナリティ障害等他の要因が複雑に絡んでいる場合もあります。
それがわかったからといってすぐに改善できるものでもないかもしれませんが、自覚があった方が、それに対処する方法を用いながら上手く生きていけます。

他の人と比べたら生きづらさを感じるでしょうが、その中で精一杯生きていくしかありません。どうか自分一人で抱え込まないで、頼れる人にはサポートしてもらいながら、あまり自己卑下することなく、生きていってほしいと思います。




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■発行者 中澤敬子
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