日経平均週間 17511.15 → 17674.39(+0.93%)
TOPIX週間    1403.22 → 1415.07(+0.84%)
マザーズ週間    872.35 → 884.90(+1.43%)

コア30 -0.94%  大型株 -0.00%  中型株 +2.20%  小型株 +2.12%
東証2部 +0.92%  JASDAQ +0.37%  リート -3.87%  Fリテ +3.2%
騰落レシオ 100.09% → 107.22%

先週目立ったことは昼間・夜間ともに「先物の」出来高が減少したことで、例えば夜間では一晩あたり平均出来高が、1月1週38500枚→2週52100枚→3週31500枚(米国休場日が入っている)→4週27900枚です。当然一日あたりの平均値幅もぐっと低下しており、(特に夜間の)「主要」動意要素のドル円が「日課」をこなすだけであること、そしてボラティリティー指数の低下と無縁ではないと思います。

先週の先物  1/23 CME終値17410円 → 1/30 CME終値17500円(+90円)
昼間(国内時間)  合計 +205円  ドル円合計 -0.72円(0.72円の円高)
夜間(海外時間)  合計 -115円  ドル円合計 +0.35円(0.35円の円安)

昼間は円高の割には株が下げない、夜間は米国株安の割には円高にならない、この2つの現象が示されている数字だと思います。ちなみに今月4週分をすべて合計すると「昼間+840円・夜間-725円」になります。

業種別ランキング(全33業種中) ⇒ 後述
上位  紙パ+6.6%、空運+6.1%、電力ガス+5.6%、水産農林、薬品
下位  不動産-2.3%、鉱業-2.2%、卸売-1.8%、その他金融、石油石炭

今週の主なスケジュール(人名は講演)
2/02(月) 予算教書、★ISM製造業指数、PCEデフレータ、(各国)製造業PMI改定値、(決)エクソンモービル
2/03(火) (豪)政策金利
2/04(水) ADP雇用統計、ISM非製造業指数、(決)トヨタ
2/05(木) 失業保険申請件数、貿易収支、(英)政策金利
2/06(金) ★雇用統計、(独)鉱工業生産、
2/9 G20財務相会議、2/12 EU首脳会議、2/18 日銀会合、2/28 ギリシャ支援期日

本日発表されている中国製造業PMIです。
HSBC版 7月51.7 → 50.2 → 50.2 → 50.4 → 50.0 → 49.6 → 1月49.8
国家版  7月51.7 → 51.1 → 51.1 → 50.8 → 50.3 → 50.1 → 1月49.8(予想50.2)

今までHSBC版が下ブレしていても国家版はなぜかずっと50を上回っていましたので2012年9月分以来の50割れということになります。今回は非製造業PMIも同時発表で、こちらは53.7(前月54.1)です。

日本株は先週をもってバズーカ2でできた「断層」から13週が経過しました。バズーカ2が10/31、ドル円の高値は12/5ですので、「12/5以前」がバズーカの影響を強く受けていた時期、「12/5以降」はそれに対する調整の時期と位置付けられると思います。そこで規模別指数を「12/5以前」と「12/5以後」に分けたものがこちらになります。
日経平均   10/30~12/5 +14.4%   12/5~1/30 -1.4%
大型株     10/30~12/5 +13.8%   12/5~1/30 -3.5%
中型株     10/30~12/5 +12.6%   12/5~1/30 +0.0%
小型株     10/30~12/5 + 9.2%    12/5~1/30 +0.1%
2部指数     10/30~12/5 + 9.0%    12/5~1/30 +1.9%

また17業種区分で、「12/5以前」と「12/5以後」に分けたものがこちらです。
10/30~12/5
上位  1位自動車 2位金融(除く銀行) 3位電機精密
下位  17位エネルギー 16位薬品 15位商社
12/5~1/30
上位  1位薬品 2位運輸物流 3位小売 4位電力ガス
下位  17位金融(除く銀行) 16位不動産 15位銀行

「12/5以前」は総じて大型と外需、「12/5以降」は小型と内需、このように分類できるようです。「12/5以降」については、前者の「反動」という要素や世界的にイールドが潰れる中で高配当に光が当たっているなどの要素もあるとは思いますが、「円安が止まったこと」を評価している面も多分にあると思われます。
「12/5以前」の活躍銘柄がどんなに好決算を出しても円安による「嵩上げ」部分はその時点で織り込み切っているわけですから今さら反応する余地も少なく、むしろ未評価だった「円安が止まったことによるプラス要素」の再評価の方が今回の決算発表期間における値動きの特徴だと思っています。
どうでもいいことですが、某紙が必死なJPX400は、両期間とも、日経平均・TOPIXいずれにも負けています。もちろん某紙はそんなことには触れません。

今週については、昨日『やはり「過ぎていない期」の事の方が数倍気にされていると思います。』と書きましたが、大企業(もちろん米国の)の決算発表が一巡しつつある中で、「過ぎていない期」の重要経済指標が発表されるわけですから、目線がマクロに向くのは当然です。もう一つ重要なのは「月が変わる」という要素だと思います。

ただし少し長い目線で見た時に「最も問題」だと思うのは、長年米国株(≠米国経済)を支えてきた「マクロ<ミクロ」の傾向に変調の「兆し」が出ていることです。例えば前年の1Qは寒波の影響でマイナス成長(-2.1%)となりましたが、ミクロは前年比+5.5%で着地しました。今年の1Qがマクロ面で多少落ち込むといってもマイナス成長の可能性は無いわけですが、ミクロの方は(12/27以降ほぼ毎週末にソレに関するグラフなりを掲載しているつもりですが)芳しくありません。ちなみに足元で出てきているのは前年4Q(10月~12月期)の数字であって市場が気にしているのは今年の数字です。もちろん変調の兆しは「ドル高&原油安」に起因しているわけですが、特に今年はQEが終了していることでEPSの増加が「絶対条件」になります。ECBと日銀によってPERが拡大しても「マクロ<ミクロ」が変調であればそれを打ち消してしまいます。

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