皆さん、こんにちわ。
水曜担当リハ科の小黒です(^◇^)┛
毎回のようにまとまりのない文章ですいません。
簡潔に、が苦手な元文芸部員です。
さて、皆さん、「利用者様にやる気を出して頂くのが難しい!」と、感じたことはありませんか(°□°;)?
私は老健でリハビリをするようになって、そんな風に感じることが時々あります。
「もうしんどいから、ええねん」
「今日はちょっと腰の調子が悪いからな。明日、明日また来て(しかし、もちろん次の日も同じパターンを繰り返します)」
「歩くの?昨日、駅から家まで歩いたよ。毎日3里歩いてるから、いらんわ(と、車椅子の上から仰る)」
エトセトラエトセトラ…。
言葉巧み…と言って良いのでしょうか、皆さん、色んな話をして下さいます。
まぁしかし、仮に自分が同じ年頃のおばあちゃんだったとして、「体がしんどい」のに、「皆手伝ってくれる」のに、何故これ以上老体にムチ打ってがんばらにゃいかんのよ、と。
そうしたところで、アタシになんか良いことがあるわけ?
はぁん?(←はぁん、はいらないですね)
と、思う気持ちも分かるわけです。
ここで、今日の主人公Oさんにご登場頂きたいと思います。
Oさん、糖尿病の男性です。
そして、糖尿病の方にありがちな、運動するよりゆっくりしたい派の方です。
私「Oさん、私、Oさんのリハビリ担当なんですよ~。ちょっと体動かしに行きませんか?」
Oさん「いや、今日はもう遅いわ(4時頃でした)」
私「Oさん、ちょっと一緒にそこまで散歩行きませんか~?」
Oさん「そんなことより腹減ってんねん」
私「Oさん、こないだ腰痛いっておっしゃってましたよね?良かったら、下(リハビリスペース)来て下されば、揉みますよ~(そしてそのまま運動を…)」
Oさん「いやぁ、あんたももう疲れてるやろ。ええよ、もう休んどきいな」
連続3回断られたあたりから、某漫画の某先生が「諦めたらそこで試合終了だよ」と頭の隅の方でささやいてきます。
「バスケがしたいです」と返しながら、はてどうしたもんかーと考えていました。
考えながら、次の日…またOさんを誘いに行きました。
いつもの通り、Oさんは断りの言葉を返されました。が、その時。
いつもと違うことがありました。
Oさんの隣の席のIさん(実はお二人はとっても仲が良くてよく一緒にいらっしゃるのですが)、そのIさんが言われました。
Iさん「あ、何や?どっか行くんか?」
将を射んとするなら…ってやつでしょうか、とにかく、このタイミングを逃す手はない!
私「あ、今から自転車をこぎに行きたいなーと思ってお誘いしてたんですよ~。良かったら、Iさんもどうですか?」
Iさん「へえー、行ってみようかな。一緒に行こうや」
問いかけられたOさん。
はたしてOさんの反応は…。
ドキドキ、ドキドキ…。
Oさん「……そうか?ほな、行こか!」
おおお!よっしゃあ(嬉)!
お友達作戦成功です。
いくつになっても人の心(と体)を動かすものの一つに、
友情とか愛情とかがあるのかもしれないなーというところで、
今日は筆をおかせて頂きます( ̄▽+ ̄*)