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先日、ビートたけしがオフィス北野をやめて新しい事務所に移る、っていうことがニュースになっていました。

まあ、基本的にどうでもよい話題なんですが、「軍団はどうなる?」っていうこともちょっとくっついて話題になっていて。

「付いて行くのか?」ってことと、「軍団はこの先どうなるのか?」ってこと。

残念ながら、と言うべきか、たくさんいる「たけし軍団」の中で「売れた」ということが言えるのって、そのまんま東と、まあ、浅草キッドくらいのものな気がします。私の主観では。

芸人としても、映画監督としても、俳優としても、タレントとしても、あふれる才能と運と話題性に恵まれたたけしさんですが、「弟子を育てる」ってことに関しては、全く才能がなかったと言っていい気がします。

そもそも、育てる気があったのか?

あの、わけのわからない名前をつけるシステムは、売れることを妨害しているようにし見えないんですよねえ。私からすると。



一方、弟子を取ることのないダウンタウンの松本人志さんですが、彼の周りにいた多くの後輩芸人は、皆、びっくりするくらいに売れています。

今田耕司、東野幸治、板尾創路、木村祐一、月亭方正っていう、昔から番組をやっている後輩はもちろん、千原ジュニア、宮川大輔なんかも、松本さんとよく遊んでいたことは有名ですね。

でね、千原ジュニアが、

「芸人のあり方は板尾さんに教わって、笑いは松本さんに教わって、テレビは今田さんに教わって、美味しい居酒屋は東野さんに教わったw」

ってことを言っていましたが、松ちゃんってね、普段、後輩と遊んでいる時から、「はい。こういう時はどうボケる?」「はい、今の店員の言葉にどう返す?」とかってことを、遊びながらもやっていたそうなんですね。

それね、見方によっては、「ただの遊び」ですが、見方を変えれば「日本最高レベルの、『日本のテレビにおいて天下を取った人』とのワークショップ」でもあるわけです。

「日本で1番面白い人」と言っても過言ではないカテゴリーにいる人と、常に笑いについて考え、その笑いを起こすシステム・センス・理由・文脈・洞察を、日々続けているわけです。

イチローと同じチームで野球を教わり、メッシと同じチームでサッカーを教わるようなもんです。


「ごっつええ感じ」を見ていた、私と同じくらいの世代の人で、今田、東野という2人がその後テレビ番組の司会を張るということを想定出来た人はどれくらいいたのでしょうか?

YOUがバラエティに引っ張りだこになることを想定出来た人はどれくらいいたのか?

「たまたま才能が集まった」のかもしれません。

で、たけしの方には、「たまたま才能が集まらなかった」のかもしれない。

それはわかりません。客観的にモノサシで図れるような数値が出ることはありませんから。

でもねえ、「弟子の数」(松ちゃんの場合は弟子じゃないけど)で考えると、それなりの母数があるわけでね、あれだけの人数がいたたけし軍団から売れっ子は1人も出ず、立川談志の弟子や、松本人志の後輩がこれだけ活躍しているのを見ると、そこには確かに「教育システム」というものがあったんだと思うんですね。


でねえ、出来れば、それを誰か言語化してまとめてくれないかなあ、ってことを思うんです。

千原ジュニアあたりならいけそうでしょ。

それが出来れば、「笑い」というものを分析して体系化した哲学書になると思うんだよなあ。

読みたい。

誰か、書いてください♪







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