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(本日の写真はイメージ :記事の内容とは関連ありません)

またしても英国で、恐ろしいテロ時間が発生してしまいました。

マンチェスターで悪夢のような自爆テロ。

今回の悲しい事件は、

特に若い世代に支持のある、アメリカの人気歌手のコンサート会場であった事もあり、

犠牲者の多くが若者達で、中には8歳の女の子も含まれているそうです。


昨日は仕事から帰宅後、

食い入るように英国BBCの特番に観入る英国人の夫。

自国では、日本のニュース(=海外の事件を伝えるニュース)

の画像とはまた異なった視点で放送されています。

BBCの公式サイトでは、犠牲者や被害者の状況、

事件の捜査に関する情報が、逐一ライブアップデートされています。


犠牲者の年齢や写真、

それにまつわる人々や目撃者のインタビューの画像が映し出される度に、

涙を浮かべながらテレビを観る夫に、私も心が傷みました。


夫が英国人であるという事もあり、

英国各地を訪れる機会も多いのですが、

マンチェスターへはまだ行った事がありません。

自分がすぐにイメージできるのは、

サッカーチームのマンチェスターユナイテッドなのですが、

英国内で、比較的移民の方々や外国人も多く住む町なのだそうです。


つい数ヶ月前、夫は日帰り出張でマンチェスターを訪れたばかり。

昨日はスイスの勤務先の同僚も、同じく出張でマンチェスターにいたそうです。

スイス国外で発生した事件ですが、とても他人事とは思えない自分です。

家族や自分がその場にいなくてよかった、英国の家族が住む街でなくてよかった、

などと単純にはとても思えません。


事件発生以来、夫とはこの件について話し合っているのですが、

彼が一番ショックを受けたのは、

容疑者とされ既に名前も公表されている人物が

「英国人」である事という事実です。


容疑者はリビア系移民の両親を持つ、22歳の英国人なのだそうです。

英国で生まれ、英国で教育を受けた人物が引き起こした事件という事に

ショックを隠せない様子の夫。


こういう考え方は不謹慎なのかもしれませんが、

このような類の事件が発生する度に感じるのが、

容疑者関連のニュースの一報を目にして、

それがいわゆる生粋の英国人でない事を確認すると、

ああ、やっぱり・・。

と、正直なところ感じてしまう自分です。


一方、実際に英国で生まれ育ち、

外国人や移民も含め、同じ目線で教育を受けてきた夫は、

容疑者の彼を純粋に英国人であると認めているがゆえ、

大きなショックを受けているのです。


移民を受け入れてきた英国と、

それにあまり慣れていない日本で生まれ育った自分の

感覚の違いも大きく感じる瞬間です。


英国内でのテロは今年に入り、

先日のロンドン ウェストインスターに次いで、既に2度目。

英国のメイ首相は23日夜、この事件を受け、

5段階のテロに対する警戒レベルを「シビア(厳しい)」から1段階引き上げ、

最上位の「CRITICAL クリティカル(危機的)」にしたと発表。

これは、更なるテロ攻撃が懸念されることを意味しているとの事で、

今後も予断を許さない状況であるそうです。


今回のようなソフトターゲットはスイスも含め、

世界中のどこででも、今後もありえるのだろうと感じています。


先日の日本一時帰省中には、北からのミサイルに、

正直なところ不安を抱え、春の日本を楽しみつつも、

どこか怯えている自分がいました。

まさかこんな時代がやってくるなんて、数年前までは想像もしていなかった。


こんな時代に生きているからこそ、毎日を大切に、

元気に生きていられる事にあらためて感謝の気持ちを忘れないように

しなくてはならないと自分に言い聞かせる毎日。


スイス(ヨーロッパ各地)は明日25日の木曜日が祝日【Auffahrt 】です。

夫 Banana の勤務先はその翌日の金曜日も公休となり、我が家は4連休。

海外出張続きで相変わらずの多忙と、

英国での事件に落ち込み気味の夫に元気になってもらえるよう、

今週末は、気分転換のロングウィークエンドを過ごしたいと思っています。



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