きょうの料理(NHK) 2018年1月25日(木)放送
大原千鶴のもっと気軽に魚介レシピ 「かきのムニエル・かきご飯」
ちょっとしたコツを押さえておけば、魚介類の料理は、誰でもが、もっと
おいしく、もっと気軽に作れます。大原千鶴さんからそのコツを月替わりで教わります。
今回はかきを使って「かきと白菜のトロッと煮」、「かきのムニエル」、「かきフライ」、「かきご飯」を作ります。
大原千鶴 「かきと白菜のトロッと煮」
トロリと煮た切り餅で食べごたえもプラスした、雑煮風の一品です。かきは最後に加えて、サッとひと煮立ち。これでふっくら感を損ないません。
●かきと白菜のトロッと煮
材料(2人分)
・かき 140~160g
・白菜 150g
・青ねぎ 50g
・にんにく(薄切り) 3枚
・切り餅 4個(140g)
・ごま油 小さじ1
・だし カップ2
・うす口しょうゆ 大さじ1
・柚子の皮・一味唐辛子 各適量
<作り方>
1 かきはザルに入れ、3%程度の塩水(水500mlに塩大さじ1)につけて、やさしくふり洗いして汚れを取り除く。そのあと真水で洗い、紙タオルを
敷いたバットにのせて水気をきる。
2 白菜は横に7mm幅に切る。青ねぎは3cm長さの斜め薄切りにする。
3 鍋にごま油(小さじ1)を入れて中火にかけ、にんにく(薄切り)3枚と
2で切った野菜を入れて炒める。全体に油が回ったら、だし(カップ2)と切り餅を入れ、フタをして煮る。
4 切り餅が柔らかくなったら、かきをのせる。ひと煮立ちしたらうす口しょうゆ(大さじ1)を加え、フタをして火を止める。※煮すぎると身が
縮むので、しょうゆを加えたら火を止めて余熱で火を通す。
5 椀に盛り、柚子の皮(適量)をのせ、一味唐辛子(適量)をふったら完成です。
大原千鶴 「かきのムニエル」
香ばしく焼きつけたかきのうまみと、バターじょうゆの風味がベストマッチ。焼きすぎると身が縮むので、フライパンに入れたら手早さが勝負です。
●かきのムニエル
材料(2人分)
・かき 200~250g
・ブロッコリー 80~100g
・小麦粉 適量
・バター 15g
・しょうゆ 大さじ1
・好みの柑橘類(すだちなど) 適量
・粉山椒 適量
<作り方>
1 ブロッコリーは小房に分けて、サッとゆでておく。
2 かきはザルに入れ、3%程度の塩水(水500mlに塩大さじ1)につけて、やさしくふり洗いして汚れを取り除く。そのあと真水で洗い、紙タオルを
敷いたバットにのせて水気をきる。
3 かきに小麦粉(適量)を薄く全体にまぶす。※小麦粉をつけることで、
きれいな焼き色がついてうまみも逃げにくく、味もからみやすい。
4 フライパンにバター(15g)を入れて中火にかけ、溶けたらかきを並べる。色づいたら裏返し、端に寄せてブロッコリーを加える。裏側もこんがり焼けたら、しょうゆ(大さじ1)を回しかけ、全体になじませる。
※かきの表面をカリッと焼いて身が縮むのを防ぎ、うまみを閉じ込める。
5 器に盛り、好みの柑橘類を添え、粉山椒(適量)をふったら完成です。
大原千鶴 「かきフライ」
かき料理といえばはずせない、みんな大好きな定番料理。パン粉の2度づけでも、かきの身が縮みにくく、かつサクサクに仕上がります。
●かきフライ
材料(2~3人分)
・かき 200~250g
・レモン(くし形に切る) 適量
・パセリ・ウスタソース 各適量
衣
・小麦粉 適量
・溶き卵 2個分
・パン粉(細かいもの) 適量
タルタルソース
・ゆで卵(みじん切り) 1個分
・好みの漬物(たくあん漬けなど/みじん切り) 大さじ1
・マヨネーズ 大さじ5~7
・紫たまねぎ・パセリ(各みじん切り) 各少々 ※なければ普通のたまねぎでもよい
<作り方>
1 かきはザルに入れ、3%程度の塩水(水500mlに塩大さじ1)につけて、やさしくふり洗いして汚れを取り除く。そのあと真水で洗い、紙タオルを
敷いたバットにのせて水気をきる。
2 かきに小麦粉→溶き卵→パン粉の順に衣をつける。さらに溶き卵、パン粉をつける。
※卵とパン粉を2度づけして厚めの衣にすることで、うまみが逃げにくい。
3 タルタルソースを作る
ゆで卵(みじん切り)1個分、好みの漬物(みじん切り)大さじ1、マヨネーズ(大さじ5~7)を混ぜ合わせて器に入れ、紫たまねぎ・パセリ
(各みじん切り)各少々をのせる。
4 180℃の揚げ油に、2のかきを軽く握って形を整えながら入れ、色づく
までカラッと揚げる。
5 器に盛り、レモン(くし形に切る)適量とパセリ、タルタルソース、
ウスターソースを添えたら完成です。
大原千鶴 「かきご飯」
かきは下煮して、蒸らしのタイミングでご飯と合わせるので、ふっくら感はそのまま。煮汁を加えて炊いた米はかきのエキスはそのまま。かきのエキスをたっぷり吸って、うまみ十分です。
●かきご飯
材料(2人分)
・米 180ml(1合)
・かき 150g
・昆布(5cm四方) 1枚
・しょうが(せん切り) 10g
・酒 40ml
・塩 1つまみ
・うす口しょうゆ 大さじ1
・木の芽 適量
<作り方>
1 米は洗ってザルに上げ、30分間おく。かきはザルに入れ3%程度の塩水(水500mlに塩大さじ1)につけて、やさしくふり洗いして汚れを取り除く。そのあと真水で洗い、紙タオルを敷いたバットにのせて水気をきる。
2 小鍋に酒(40ml)と塩(1つまみ)を入れて中火にかけ、沸いたら1のかきを入れる。かきがふくらんで火が入ったらすぐにザルに上げる。煮汁はとっておく。
※かきだけを下煮して身に火が通りすぎるのを防ぐ。かきがぷっくりとふくらんだら火を止め、身と煮汁に分ける。
3 1の米を土鍋に入れ、2の煮汁に水を足して220mlにして加え、うす口しょうゆ(大さじ1)を入れる。その上に昆布(5cm四方)1枚としょうが(せん切り)10gをのせ、フタをして中火にかける。沸いたら鍋底の米粒を菜箸でこそげ、火を弱めて10分間炊く。
※かきのエキスが出た煮汁をベースに水加減して、昆布のうまみも足して
炊くことで奥深い味わいに!
4 火を止めて、2のかきを上にのせる。再びフタをして7分間蒸らす。仕上げに木の芽をあしらったら完成です。
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