きょうの料理(NHK) 2018年3月22日(木)放送
大原千鶴のもっと気軽に魚介レシピ「あさりの八宝菜・はまぐりうどん」
ちょっとしたコツを押さえておけば、魚介類の料理は、誰でもが、もっと
おいしく、もっと気軽に作れます。大原千鶴さんからそのコツを月替わりで教わります。
最終回はあさりやはまぐりなどの貝類を使って「あさりの八宝菜」「あさりと豆腐の卵とじあん」「帆立てとわかめのからし酢みそ」「はまぐりうどん」を作ります。
大原千鶴 「あさりの八宝菜」
味の決め手は、たっぷりのあさり、いつもの八宝菜よりも深みのあるうまみが生まれます。酒蒸しにしたあさりは仕上げに加えるのが、おいしくいただくコツです。
●あさりの八宝菜
材料(2人分)
・あさり(殻付き) 300g
・きくらげ(乾) 2~3枚
・白菜 2~3枚(200g)
・ゆでたけのこ 60g
・長ねぎ(白い部分) 60g
・にんじん 20g
・豚バラ(薄切り) 30g
・にんにく・しょうが(各すりおろす) 各少々
・酒 カップ1/4
・ごま油 小さじ2
・うす口しょうゆ 大さじ1
・片栗粉 小さじ1
・水 小さじ2
<作り方>
1 あさりは3%程度の塩水(水1リットルに塩大さじ2)につけて、暗い場所に1時間以上おいて砂抜きをし、殻をこすり合わせて洗う。きくらげは水で戻し、堅い部分を取り除く。
2 鍋に1のあさり、酒(カップ1/4)を入れてフタをして、中火にかける。あさりの口が開いたものから順次取り出す。蒸し汁はとっておく。
※あさりは口が開いたものから、取り出してふっくら仕上げる。蒸し汁は
あんに、身は仕上げに加え、うまみと柔らかさを生かす。
3 白菜は縦半分に切って3cm幅に切り、軸と葉に分けておく。たけのこは1cm厚さのくし形に切る。長ねぎは1cm幅の斜め切りにする。にんじんは皮をむき、薄い輪切りにする。豚肉は7mm幅の細切りにする。
4 フライパンに、ごま油(小さじ2)にんにく・しょうが(各すりおろす)各少々を入れて中火にかける。香りがたったら豚肉を加えて炒める。肉の色が変わったら、にんじんと白菜の軸、たけのこを加えて炒める。
5 野菜が柔らかくなったら、白菜の葉、長ねぎ、1のきくらげ、2で残しておいたあさりの蒸し汁を加え、さらに炒め合わせる。
6 うす口しょうゆ(大さじ1)を加え、片栗粉(小さじ1)を水(小さじ2)で溶いて回し入れる。最後に2で取り出したあさりを加え、サッと炒めたら完成です。
大原千鶴 「あさりと豆腐の卵とじあん」
春まだ浅い日には、こんな滋味深いお椀がうれしい。あさりのうまみたっぷりの煮汁も、卵でとじて余すさずどうぞ。
●あさりと豆腐の卵とじあん
材料(2人分)
・あさり(殻付き) 300g
・絹ごし豆腐 1丁(400g)
・酒 カップ1/4
・うす口しょうゆ 大さじ1
・片栗粉 大さじ1/2
・水 大さじ1
・卵 1個
・青ねぎ(小口切り) 少々
・しょうが(すりおろす) 少々
・一味唐辛子 少々
昆布の水だし
・昆布(3cm四方) 1枚
・水 カップ1/2
<作り方>
1 昆布(3cm四方)1枚は水(カップ1/2)に3時間以上つけて水だしに
する。あさりは3%程度の塩水(水1リットルに塩大さじ2)につけて、暗い場所に1時間以上おいて砂抜きをする。殻をこすり合わせて洗う。
2 鍋に1のあさりと酒(カップ1/4)を入れてフタをして、中火にかける。あさりの口が開いたものから順次取り出す。蒸し汁はとっておく。
3 2の鍋に残った蒸し汁に、1でとった水だしを加えて中火かける。沸いたらアクを取り、絹ごし豆腐をスプーンで大きめの4つ割りして入れる。再び沸いたらうす口しょうゆ(大さじ1)を味でととのえ、豆腐を椀に盛る。
4 片栗粉(大さじ1/2)を水(大さじ1)で溶き、3のだしに入れて混ぜる。卵(1個)を溶きほぐして回し入れ、ふんわりと火を通す。
5 2で取り出したあさりを豆腐にのせ、4のあんをかける。青ねぎ(小口切り)・しょうが(すりおろす)各少々をあしらい、一味唐辛子(少々)をふったら完成です。
大原千鶴 「帆立てとわかめのからし酢みそ」
下ごしらえのいらない小型のベビー帆立てを使った一品。具だくさんで、
食べごたえある副菜です。
●帆立てとわかめのからし酢みそ
材料(2人分)
・ベビー帆立て(蒸したもの) 10個(100g)
・じゃがいも 80g
・にんじん 20g
・わかめ(生) 30g
・黒ごま 少々
からし酢みそ
・白みそ 30g ※西京みそなどの甘口のもの
・酢・砂糖 各大さじ1/2
・練りがらし 小さじ1/2
<作り方>
1 じゃがいもとにんじんは皮をむく。スライサーで薄切りにし、それを
重ねて包丁で細切りにする。じゃがいもは水で洗って水気をきる。わかめは食べやすく切る。
2 じゃがいもとにんじんは耐熱皿に並べ入れ、蒸気の上がった蒸し器に入れて3分間ほど蒸す。※野菜を蒸してねっとりした食感と甘みを引き出す。
3 からし酢みそを作る
白みそ(30g)、酢・砂糖(各大さじ1/2)、練りがらし(小さじ1/2)を混ぜ合わせる。
4 2と1のわかめを器に盛り、ベビー帆立てをのせる。3のからし酢みそをかけ、黒ごま(少々)をふったら完成です。
大原千鶴 「はまぐりうどん」
具はシンプルに、はまぐりのみ、の潔さ。基本に忠実に水から煮出し、うまみをたっぷり抽出したおつゆで食べると最高です。
●はまぐりうどん
材料(2人分)
・はまぐり(殻付き) 4個(200g)
・ゆでうどん(細めのもの) 2玉(360g)
・塩 適量
・木の芽・好みのかんきつ類 各適量
昆布の水だし
・昆布(8cm四方) 1枚
・水 カップ3
<作り方>
1 昆布(8cm四方)1枚は水(カップ3)に3時間以上つけて水だしに
する。はまぐりは3%程度の塩水(水1リットルに塩大さじ2)につけ、暗い場所に1時間以上おいて砂抜きをする。殻の汚れをたわしで洗い落とす。
2 鍋にはまぐりと1でとった水だしを入れ、火にかける。はまぐりの口が開いたものから順次取りだす。だし汁は煮立てて、アクを丁寧に取り、
澄んだ汁に仕上げる。
3 うどんは水でサッと洗い、2の鍋に加える。沸いたら味をみて、足りなければ塩で味をととのえる。
4 3を器に盛り、2で取り出したはまぐりをのせる。木の芽をあしらい、
好みのかんきつ類を搾ったら完成です。
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