言葉の独り歩き | *

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↑『ゆきのひとつぶ』と読みます

礼。

スキーに限らず、
スポーツで足かせになっていると思うことの一つに、
言葉の独り歩き
があるんじゃないかと思います。


たとえば、
「バットを構えるときは傘をさすように」
という表現を一つとっても、

そもそもとして傘のさし方が統一されているわけではありません。

この言葉、言い始めた本人の解説によると、
「僕の場合、」
「例えると、」
「な感じで」
という表現だったそうです。

これを聞いた人が、
「傘をさす」部分だけを受け売りすると、
聞いた人が誤解する危険があります。

「誰がどんな時でも傘をさす形で構えなければならない」
のように。。。


では、このような誤解を防ぐにはどうしたらいいか?

最適なのは、
「その言葉の意図するところを背景から徹底的に説明する」
ということになるのですが、
全ての言葉に対してそんなことをできたら
その人は全宇宙レベルの天才です。

現実的には、
「動作を言葉で100%伝えることはほぼ不可能、
だいたいこのくらいという感じで理解してもらい、
人によって足りない部分過ぎる部分を適宜調整し続けていく」


ということでお互いに合意しておく
ということではないかと思います。

「もっと力強く!」
と言っているそばで、
「それじゃ力みすぎ!」
なんて言われたら、
どっちなんだよと不信感を抱かれ、
信用を失ってしまいます。


他にも多いのが、
「○○さんに△△しろって言われた!」
と言って、
△△の動きしかやらない人(笑)
あくまで△△の動きは数ある動きの一つで、
○○さんが教えた意図として、
△△の動きが全てということではないことがほとんどです。
しかも見てみると、
本人は△△の動きのつもりが、
全然違うものになっていたりすることがほとんどです(T_T)


言葉を扱うときは、
話すときも聞くときも
幅広く柔軟に使うことが大切なのかなと思いました。


こういう記事だって幅広く柔軟に読めないと、
書いた人の意図しない想像ばかりが膨らみますからね。
↓↓↓
http://ameblo.jp/mazzo-baggio/entry-10869099186.html
http://ameblo.jp/mazzo-baggio/entry-11374806672.html
http://ameblo.jp/mazzo-baggio/entry-11251192468.html

礼。