水の話 | *

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↑『ゆきのひとつぶ』と読みます

礼。

 

六甲山の北斜面に氷を敷き詰めたスキー場

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六甲山スノーパークの

白:スノイル

黒:ワルイル

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ワルイルのほっぺの+++に見えるのは、

地域がら誤解されそうですが、

イニシャルWの文字から来たものと思われます。

 

シーズン中ということもあり、

朝方はすいていました。

その間に今季の課題・・・

などというものはなく、

常識的なターンで滑ったり、

飛んでみたり、

周囲のスキーヤーの予測可能な範囲で滑ってました。

距離は短いものの幅が広いのでストレスなく楽しめました♪

 

10時過ぎるとファミリーが増えてきたので、

極端な話、プルークボーゲンで横を通り過ぎても

怖がられかねない状況なので、

初めてスキーをする皆様の健闘を祈りながら

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ブランチとして和朝食(11:00まで)をいただきました♪

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TKGがおいしいのにこれでなんと500円!

どうした阪神!

あのぼったくり精神はどこ行ってしまったんだ!

これも超変革なのか!

というくらいお得です。

 

こういう小さなスキー場でも

上手く顧客層を絞り込んで経営しているんだなあと思います。

例えば、レーサーがガンガン滑っているスキー場であれば

ファミリーは近寄らないので練習に専念できますし、

レーサーが行きたがらないスキー場ができれば、

初心者ファミリーは安心できるので逆に行きたいスキー場になります。

Aさんにとってのマイナスイメージは

Bさんにとってのプラスイメージになる

変にAさんとBさんの両方の顔色をうかがって共倒れになるよりも

人の流れをつかんで顧客ターゲットをハッキリさせる方が

これからのスキー場経営にいいのかもしれませんね♪

 

流れと言えば

ところで、ここの人工雪、

解けたら六甲山の水になって・・・

ということは六甲のおいしい水の材料になるの?

 

結論から言うと、

スキー場は北側斜面、

六甲のおいしい水は南側斜面に降った水

になります。

 

北側斜面に降った水は日本海に流れていくのでしょうか?

 

さすがにそんなことはなくて、

加古川や武庫川を通って瀬戸内海に流れていくそうです。

 

では、兵庫県の水はどこを境に

日本海側と瀬戸内海側に分かれるのでしょうか?

 

というわけで、

午後は滑らずにその分岐点を探しに行くことに。

 

 

ありました!

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JR福知山線石生駅近くに水分れ(みわかれ)

と呼ばれる本州で最も低いところにある分水嶺がありました。

 

実際の分水嶺はコチラ。

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右上へ流れる水が加古川→瀬戸内海

右下へ流れる水が由良川→日本海

 

コチラの写真ですと、

奥へ流れていく水が加古川→瀬戸内海

右へ流れていく水が由良川→日本海

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水分れ資料館というのがあるので見てきました。

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分水嶺のみならず、水運や地学の話など

非常に面白い話を聞くことができました♪

 

 

我々は、

H2Oが固体化した雪の上を滑り、

H2Oと鉱物が織りなす温泉を楽しみ、

H2OとC2H6Oが織りなすお酒をいただいている

と考えると、当たり前ながらH2Oへの感謝の気持ちを

忘れてはなりませんね。

 

水分れ公園の厠

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瀬戸内海と日本海の両方に流れていくのかぁ・・・

 

礼。