私が今まで生きてきた中で、特に親しい人を亡くしたことが数度あります。
一番近いところで、かなりショックを受けたのは、パリの同時多発テロ事件の時。
一番、辛かったのが、アメリカ同時多発同時テロ事件の時。
一番、心が乱れたのが父が他界した時。
それぞれ、その時の気持ちは少しずつ違いますが、共通していることがあります。
それは、「不思議と気丈になれる」です。
放心状態からなのでしょうか。
事実を事実として受け止めきれていないからなのでしょうか。
未だによくわかりません。
母の代わりに喪主になった時や事件関係の時も、色々を動いていたはずですけれど、何をどうしていたのか、なんとなく記憶に薄いです。
断片的にしか覚えていない……みたいな……。
ただはっきりと覚えている感覚があります。
「私がしっかりしないと」
この気持ちでした。
冒頭で書かせていただいた“気持ち”は後から覚えた感覚です。
今、ニュース記事に沢山あがっている海老蔵さんご一家のことでは、ここに及んでも尚、誹謗中傷めいたコメントがあったりします。
心が痛みますね。
人は、本当に辛く哀しいという感情が極限に達すると、気丈にもなれ、何故か笑いも出たりすることもあります。
アメリカ同時多発テロ事件の時には3ヶ月たったあたりからの一年間、喜怒哀楽を失くした私もいましたが、今はこうして無理しなくても笑えます。泣けます。怒れます。
いつか、海老蔵さんがお子様と共に心から微笑んでお母さんのことを語られる日が来ることを心からお祈り致しております。
同じ日に命を亡くされた方もそのご家族様も数えきれないくらいいらっしゃると思います。
麻央さんのニュースが駆け巡っている中、沖縄では慰霊の日を迎えました。
各地で未だ起きている人的災害もあります。
今朝も大きな自身が長野でありましたが、自然災害もあります。
ご遺族様、ご関係者の皆様のご安寧を心よりお祈り申し上げております。
本当に心からお祈り申し上げております。
「心の平和」
多くの方々に訪れますように。