9歳の子どもが塾を辞めたがっている。

理由は、「先生が怖い」、「周りの子がうるさくて勉強できない」


お母様は、「行きたくないからこじつけでは?」


どうしたものか。


私の回答


本当のところ、意思の表明が出来る年齢の子どもが「行きたくない、辞めたい」と訴えてきたら、たとえそれがこじつけであろうと作り話であろうと芝居であろうと、辞めさせてかまいません。


しかし、大多数の親御様は「子どもの言い分ばかりきいていたら何でもすぐに辞めることになり、教育的見地からみてもしつけ面からみても、マイナスだ」というお考えです。


ですからその点を考慮して、3ヶ月間言い続けていたら(または、口に出さないまでも嫌々な態度を続けていたら)辞めさせてください。


「嫌なことだけど、我慢して乗り越えてこそ成長がある」が有効なのは、受験も通塾も「本人が決定した」時に限ります。


「いやいや、本人が行きたいと言ったのだ」と反論が来そうですが、「始めてみたら、自分の許容範囲を超えて大変だった」と感じることだって、世の中にはいっぱいあるのです。


さらに、教育もしつけもこの部分にこだわらなくても日常でたくさん見つけることは出来ます。


辞めた後の方針例


①ご自身が納得する新たな“良い”塾を探して、それとなく水を向けてみる。


②次も同じようなことが起きてはかなわないので、しばらく塾へは行かせない。


③子どもの言いなりになっては親が足元を見られる。だから今度始めたら二度と辞めたいと言い出せないように、何度も繰り返し言い聞かせる。


子どもの問題に見えて、結局はお母様自身がどのようにしたいかの問題なのです。


本当はどうしたいのか、ご自分の本心に聞いてみてください。



いつも応援ありがとうございます。

にほんブログ村 教育ブログ 塾教育へ 人気ブログランキングへ