就職活動で「お祈りメール」の本当の意味と次に取るべきアクションとは | Career Doctor野津卓也の「賢者のキャリア」

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《自分らしさ》を活かして、社会に価値を提供し続けられる「ライフキャリア構築」のヒントを紹介しています

こんにちは、キャリアドクターの野津です。

現在、某大学でキャリア支援をやっています。

とにかく有名な会社に入る事が目的になっている多くの就活生が将来困らないように、私が提唱している《キャリア3.0理論》を少しでも理解してもらい、本質的な職を得るための就職活動をしてもらうためにやっています。

この時期になるとエントリーシートが通過しなかったり、面接で落ちたりと、悩みを抱えた相談が多くなってきています。

「ああ~、またダメだった。次もダメなような気がする」

相談に乗ったある学生は、自信を持って書いたエントリーシートがなかなか通らず、すっかり自尊心を失って負の自己イメージを作ってしまっていました。

私はエントリーシートが通らなかったり、面接がうまくいかなかったり、お祈りメールが届いた学生には、こうアドバイスしています。

「『な~んだ、この会社は自分とは合わなかったんだ』と気持ちを切り替えて、さっさとあなたを待ってくれている会社を探してエントリーしていくことです」。

お祈りメールの本当の意味は「あなたを待ってくれている会社が他にあるんだよ」ということなのです。


もちろん、エントリーシートの内容や面接での受け答えなど反省すべきところはあると思います。しかし、結果にガックリせず次のアクションを起こさないと、その間にせっかく待ってくれている会社が、あなたと違う人を捜してしまいます。

よ~く考えてみてほしいのは、「あなたが入社できる会社は1社しかありません」。

その会社を探すプロセスが「就職活動」なのです。


そんな大切な会社は、そう簡単には見つからないものです。

なぜなら、あなたが本質的に会社を選んでいるのではなく、会社の名前や待遇など、目先で会社を選んでいるからです。

実はあなたが就職したいと思っている第一候補の会社でも、本当にあなたが活躍できる会社かどうかは分かりません。


あなたが活躍できる会社とは、先の投稿でも書いたように、あなたの「強み」や「興味」が応募した会社の「求められる人材像」に合致しているか、そして企業文化が合っているかどうか、なのです。

私も経験がありますが、第一候補でなくて入社した会社で仕事をやっていくと「ああ、自分は少々遠回りしたけど、この会社に入るようになっていたのではないか」と思うようになるものです。

ともかく、エントリーシートや面接が通らなかったら「どこかに自分を待ってくれている会社がある。早くその会社に出会うためにエントリーをしよう」と次へのアクションを起こすことが肝要です。


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