唐突ですが、あなたに質問をします。
「あなたは、お酒に酔ってお金やクレジットカードが
入った鞄をなくしてしまいました」
さて、あなたは、どのように感じますか？
答えは以下の２つから選んでください。
①「がっくりときて後悔し、自分を責めてしまう」
②「鞄をなくしたことは残念だけれど、おかげで
厄払いができたと思う」
果たして、あなたの答えは①でしょうか？②でしょうか？
キャリアで成功している人で共通していることは、
ものごとを楽観的、ポジティブに考えていることです。
たとえ自分にとって不利益なことが起こっても、
自分にとって都合がよいような解釈をしてしまいます。
上記の質問でいえば、②の答えを持っている人です。
これは、ネガティブな出来事が起こっても、
瞬時にポジティブな意味付けができるという、
自分が望むキャリアを構築するために、
非常に重要なスキルです。
反対に何かが起こると悲観的・ネガティブに
考える人は、キャリアで成功することは非常に
難しいです。
例えば、リストラに遭ってしまった場合、
「新しいキャリアを築くきっかけができたからラッキー」
と思える人は、次へのキャリアのドアが必ず開きます。
しかし、いつまでも悔やんで組織を恨んでいる人には、
次のキャリアのチャンスが見えてないので、キッカケを
逃してしまいます。
また、大学生の就職活動の最終面接でお祈りメール
がきた場合、「これは、もっと他に自分に合う企業が
待ってくれているということだ」と思える学生には、
間違いなく自分に合う企業に出会えます。
しかし、「何故、不採用だったのだろう」といつまでも、
自分を責めて、「あのとき、こうすればよかった」と
悔やんでいると、いつまでも企業はあなたを待って
いてくれませんので、別の人のところにいって
しまいます。
キャリアの相談でも、社内でキャリアがうまくいって
いる人を見て、「あの人はうまくやれているけど、
自分にはできない」とか、
「あいつがキャリアで成功しているのは、自分よりも
運がよく上司に恵まれたからだ」などと考えている
とキャリアで成功することは不可能です。
キャリアでうまく成功している人は、悲観的・
ネガティブな発想ではなく、
「あの人がキャリアで成功しているなら、
自分にだって必ず出来るはずだ。
あの人をお手本にしながら、同じように
トライしてみよう」
と楽観的・ポジティブに
考えて実行したからこそ成功したのです。
私のセミナーの参加者でも、自分が過去に経験した
ことがないワークになると、
とたんに「これはできない」「私には無理ですね」と
ネガティブな発言をする人がいます。
こういう人の人生やキャリアは、やはりうまく
いっていませんし、チームワークもうまくとれて
いません。
問題は、自分の知識・経験やスキルが不足している
ということではなくて、その「思考」や「言い方」に
問題があるのです。
もし、あなたがこういう悲観的・ネガティブな「思考」
や「言い方」をしているなら望むキャリアを実現させる
ことは難しいでしょう。
何故なら、「思考」や「言い方」が「自己イメージ」を
作っており、人は「思考していること」や「言っていること」
を引き寄せる力を持っているからです。
ポジティブな「思考」や「言い方」は、
望むキャリア実現に向けてパワーを発揮しますが、
ネガティブな「思考」や「言い方」は、望むキャリアを
遠ざけて、どんどんネガティブなことが起こってしまいます。
自分が望むキャリアを実現したいのなら、何が起こっても
楽観的・ポジティブな意味付けをして、口に出すことを
習慣づけることが重要です。
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