● ご自分やご家族に合った生命保険を選ぶポイント
おはようございます。舘下(たてした)です。
ご自分やご家族の生命保険を考える際に、『何から考えたらよいか』とか『どう考えたらよいかよくわからない』とのお声を頂きます。
それもそのはず、生命保険に入る目的は、一人ひとりニーズが異なるからです。
『ご自分やご家族に合った保険を、オーダーメイドする』といった方が、イメージしやすいかと思います。
ここが、『難しい』や『面倒くさい』と言われる所以であります(笑)
しかし、生命保険を考える際のポイントや手順がわかれば、それほど難しいものではありません。
では、順を追ってご説明いたしますね。
(1)保険種類を選択
生命保険を利用するにあたって、ご自身やご家族に考えられる様々な経済的リスクを認識し、保障の目的(ニーズ)を明確にすることが大切です。
●万が一の場合の遺族保障
・大切なご家族への生活保障を確保したい
・お葬式代やお墓代などを確保したい
・保険期間は、一生涯にしたい、一定の期間でよい
・生存給付金や満期保険金を受け取りたい
●遺族保障と三大疾病の医療保障
・死亡と三大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)に備えたい
●医療保障
・病気やケガに備えたい
・がんに備えたい
●介護保障
・介護に備えたい
●老後の生活資金
・老後の生活費を確保したい
●こどもの教育資金
・こどもの教育資金を確保したい
(2)保険期間を決定
保険種類を選び、その保険がいつまで必要かを考えます。
個人の生活設計によって異なりますが、一般的に死亡保障については、こどもが学校を終える時期(もしくは独立想定時期)、公的年金の受取開始時期、配偶者の平均余命などが、目安となります。
老後保障については、定年の時期、公的年金の受取開始時期などが目安となります。
医療保障や介護保障は、健康寿命も考慮されると良いですね。
※健康寿命とは、『健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間』と定義されており、平成25年において、男性71.19歳、女性74.21歳となっております。
平成25年の平均寿命は、男性80.21歳、女性86.61歳であるため、平均寿命と健康寿命との差、いわゆる『日常生活に制限のある不健康な期間』は、男性9.02年、女性12.4年となっております。
(3)保険金・給付金・年金などの給付額の決定
必要な金額は、家族構成、現在の収入、資産状況、こどもの年齢などによって異なります。
公的年金や健康保険などの公的保障や企業保障、預貯金、その他あてにできる収入源を考えて、不足する金額を、生命保険などで準備することになります。
必要な金額は、家族構成や生活環境などの変化や、物価水準によって変わりますので、一度入ったら終わりではなく、何年かごととか、何か変化が起こったときに、見直しされた方がよいですね。
(4)保険料の確認
一般に生命保険の保険料は、長期にわたって払込む必要があります。
保険料をいつまで払うのか、また将来にわたって払込みが可能な金額であるかを確認してください。
保険料も大切ではございますが、保険料から検討してしまった場合、保障内容の不足や、いざ何か起こったときに、『こんなはずではなかった』ということになりかねませんので、保険料は最終段階での調整と考えていただければと思います。