きのう、みちのくの我が朋友がフェイスブックに投稿した画像。彼のPCのディスプレイに映しだされているのはこのブログだ。添えられた言葉は、「会社一番乗り!至福のひと時」。それに対して、同じくみちのくの同志が、「正しい時間の使い方だと思います。私も同じ(笑)」とコメントを入れている。
「いやいや君ら、もっとマシな時間の使い方ないんかいな」
とっさにそうツッコむわたしだが、 もちろん照れ隠しだ。誰に対して照れを隠す必要があるかはよくわからないが、照れ隠しだ。
毎日読んでくれている人がいる。
何を思ってそうしてくれているのかは定かでない。どこがよくてそうしているのかもわからない。だが事実として、読んでくれている人たちがいる。
「ありがたいなあ」
そう言うしかない。
かといって、毎度毎度書くたびに、気の利いたテクストを提供できるかといえば、いやいやそれどころか、現実は、日々駄文を書き散らしているだけのような気がしないでもない。
役に立つことを書きましょう、読者に価値を提供しましょう、というと「そんな役立つことなんて書けないよ」という方もいます。平凡な毎日でそんな特別な経験をしているわけでもない、と。でも、それでいいのです。
(略)
そこで立ち止まって「読む人の価値になるようなもの」を探すのです。平凡な日々だからこそ、多くの人に共通する価値が隠れているのです。あなたが時間を割いたことであれば、それはどんなことであれ貴重な経験です。
イケダハヤトさんはそう言うが(『武器としての書く技術』、位置No.2173)、そして、それはたしかにそうなのかもしれないが、やはりわたしにしても「そんな役立つことなんて書けないよ」というのが率直なところだ。(そりゃそうです、それほど能力があるわけじゃない)
そして(こっちはもっと切実ですが)、わたしが「時間を割いた」「多くの人に共通する価値が隠れている」「貴重な経験」のほとんどは、書きたくても書けなかったりするという現実がある。
そのせめぎ合いのなかで、ブログを書くという日々がある。
それでも書く。しつこく書く。なぜ書くのか。
7年前なら、「つづけると決めたから」と答えたはずだが、今はチト違う。
彼らのような人たちがいてくれるから書いている。そして「つづける」ことができる。
「ありがたいなあ」
自称1割バッター(10回のうち役立つことが1回あるかどうか)のオジさんは、しみじみとそう思うのだ。
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『答えは現場にあり!技術屋日記』、今月から8年目に入りました。
「5年は必ずつづけること」
「(ほぼ)毎日更新すること」
そう自分自身に課して始めたミッションだったことを思えば、我ながら驚きの念を禁じえません。
ブログを書くことで、それをつづけることで、たくさんのことを学びました。
そして(これは当初想像もつかなかったことですが)、たくさんの素敵な出会いをいただきました。
これからもつづけます(いつまで、かはわかりません)(還暦を迎えるまではやる、かな?)。
この先、どこかでプッツンしてしまうかもしれないので、「末永く」てなことは口が裂けても言えませんが、これからもつき合ってくださるとしたら幸いです。
ではとりあえず、また明日。
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