6月、福島からのお客さんと香川へ行くとき、わが愛車に同乗した彼とわたしの会話。
「ナビがついてない車なんて久しぶりですよ」
「あんなもんに頼ったら人間ダメになるよ」
「それはわかる。でも便利ですよ」
「ええのええの、オレは頭のなかがナビだから」
17年間同じ車に乗っている。いや16年だったか18年だったか。そこんところは定かではないし、明らかにするほどのことでもない。
その17年物にはカーナビがついてない。もちろん17年前当時とてカーナビは珍しいものではなかったが、あえて「つけない」を選択した。
なぜか。キライだったからである。
今でも変わらない。あの手のものはキライだ。
わたしのことを新しもの好きのオジさんと思っている人はけっこう多く、そんな人にとっては意外かもしれない。柔軟と融通無碍をモットーとするわたしだが、根っこのところではけっこう頑固で意固地である。
そんなわたしだもの、今日びの人には珍しく、ナ、ナント、ナビ初体験なのだ。
もちろん、カーナビがついた車に乗ったことがないわけではない。だが、自身で運転をしながらの本格的なのは初体験。
「やっぱこりゃ人がダメになるわ」
などとブツブツ独りごちながら、あまりの快適さと便利さに、
「そろそろ年貢の納めどきかナ」
と観念した。
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