官報に載った税理士試験合格者、おめでとうございます!
今回は、税理士試験繋がりのブログにします。
私の場合には、
税理士試験にチャレンジしたのは、偶然が重なりました。
もう時効になっているので、ブログに書いちゃいます。
後述の『3つ目の偶然』こそが、今になって振り返ると税理士になることができたのです。
1つ目の偶然は、祖父が亡くなったこと。
祖父は超資産家だったので、相続税が関係した。しかし、私は孫ですので相続は無関係ですので、これだけでは、理系人間の私が、わざわざ違う分野の文系の税理士になんて興味を持ちません。
2つ目の偶然は、時期がよかったこと。
子育てをして何だか社会と離れていく自分が怖く感じ始めた頃だから。
2人目を妊娠し、あまりにもつわりがひどかったため仕事ができなくなり専業主婦になりました。そのため、考える時間が多くなってしまい、社会と離れて浦島太郎になっていく自分の将来に不安を感じ始めました。何かをしなければと沸々と。
『3つ目の偶然』は、捨てられていたこと。
前年度の税理士試験の相続税のテキスト、問題集一式が全て段ボールに入ってゴミ捨て場にあったこと。
これが最も大きいです。捨ててあるということは、タダ。(本当は、ゴミなんて拾ってはいけないのでしょうが。もう時効だと思って)
ちょっと、読んでみようかと思い、段ボール一式(結構重かった)を持って帰りました。
4つ目の偶然は、何しろ月日がよかった。
あまりのつわりがひどい、この時期は桜がもう散っていて葉桜だった4月。拾ってきたガイダンスには、4月から5月にかけて願書と書いてある。ちょうど、願書受け付け直前。じゃあ、受験しようかな。
そんな思いから、願書を書いてから、勉強開始しました。
最初の1科目の相続税法の試験までは、3カ月から4カ月。この3カ月で合格しなければなりません。
今では、考えられない程、集中力はあったため、猛勉強の開始です。
簿記なんて全く知らないし、電卓だって早くない。貸借対照表の言葉さえ知らない。
そんなこと言っていたら、試験日になるので、まずは、相続の概略と、理論を覚えながら、電卓たたきが始まりました。そのおかげで、ひどいつわりを乗り越えることが出来ました。
自分でも、ふざげていると思ったのですが、試験なんて、受かっちゃえば、どんな方法だっていいのだと思います。
それよりも、合格後からが勝負と思うのです。
勉強法も独学だから好きな時間に出来、好きなように勉強出来た。追い込まれると勉強するしかない。それが私にとって、よかったのです。勉強法も自分にあっていたのですね。
長くなってしまいましたので、まとめると、税理士になれたのは、
あのときに、相続税法をゴミ捨て場に捨ててくれた人がいたからこそ!です。
そして、今になっては、つわりがひどかったことにも感謝です!