2018年07月21日

ナチュラルな外構と庭のデザイン・施工 ガーデンハーモニー(埼玉県)
植物と自然素材が大好き! 箕輪WAWAWA直明です。
ご訪問ありがとうございます!
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実物を見てもらうのが一番・・・
ということで、だいぶ前の話。

素晴らしいお客さんに囲まれて【埼玉県越谷市】
その、工事中と工事後。

KIMG3333解体したウッドデッキは
こんな状態でした。




KIMG3338屋外で使う木材について
無知・無策であると
こういういう結果に...



屋外ということを考慮して、対策しなければ
木材は早々に腐ります。
そして、最終的には土になります。

でもそれは、物質の健全な循環。

だからこそ、木を使えば
環境負荷が低く抑えられるわけです。


でも、やっぱり木を使いたい!

“なんちゃって”ウッドデッキ
“なんちゃって”ウッドフェンス
木目調ラミネート

・・・そういう偽物はイヤなんです。

そんな思いを実現しつつも
環境負荷を低減した外構・庭工事をしたい。


となると
相当な覚悟で、屋外で使う木材について
勉強しなければなりません。

「皆が使っているから・・・」って
安易に、海外からハードウッドをバキバキ
伐採してくるのは、正解とは思えない。

でも、お客さんに提供することを考えると
10年も経たずに腐ってしまう木材だと
現代の生活スタイルで許容できる範囲にない。


屋外で使える木材について、常に調べています。

昨日も、ある取扱業者さんとお会いして
いろんなお話をうかがいました。
自分の思いも伝えました。


今、うちがレギュラーで採用している木材
について評価するとしたら・・・

屋外での耐久性については
限りなく100点に近いと思います。
非常に優秀です。


でも、環境負荷の面では・・・
う〜ん、70点くらいかな。

国産材という点が、プラス評価。

製品化段階の二酸化炭素の排出は
要チェック・・でしょうか。

そして、「最終的に腐るの?」という観点では
プラス評価はできません。


国産材で、屋外でも腐らない。
でも、最数的には腐って
健全な物質循環の流れに入っていく木材。

それが理想なのです。

わがまま!ですよね〜


さらに、もう1つの観点として、マンパワー。

1,屋外での耐久性
2,最終的には腐って健全な物質循環に

木材に、相反する2つの性能を求めるのは
「やっぱりムリがあるよ〜」なので
足りないものは、マンパワーで補助したい。


例えば、今回の現場のウッドデッキ。
家を建てた業者さんが、新築時につくったもの
ですが、その後のケアがあったのか?

メンテネンスのアドバイスとか
サポートとか・・・ゼロだったようです。

あとは、工法もマンパワーでしょう。
室内で使う木材とは、工法だって異なってきます。

屋外で木材を使うことは
建物の工事の、延長(おまけ)ではなく
一つの専門分野なのです。

私たち外構や庭の業者が
もっと責任と誇りをもって、担うべき分野です。


まるで、マンパワーを削ることで
バラ色の理想社会が実現する・・ような
風潮がある昨今ですが、どうなんでしょう?

ガーデンハーモニーは
行けるところまで、その流れに反して進み
人間にしか出来ないことを続けよう!

と思っています。

KIMG3393
お子さんが大きくなって
今回のウッドデッキは
小型化しました。








KIMG3398建物のメンテナンスでは
普通のことですが

庭や外構といった外回りも
ちょっとしたメンテネンスを
続け、末永いお付き合い。

ガーデンハーモニーらしい現場です。


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〜この記事ここまで。Thank You!〜



大震災を経て、私が決意したこと
それは、「働く」ことの意味。
助けたい人がいる時に、助けることができる
そんな力をつけること。

今日も、明日も、明後日も、
あなたと、あなたの大切な人が
穏やかな時間を過ごせますように。

ありがとうございます。



WAWAWA@ガーデンハーモニーflowerdays at 20:15│コメント(0)思い・考え方 | 庭・外構のプロとして

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