旦那さんが、まんが雑誌で読んだ読み切りのフィンランドでの高校生の話に

 

「ええなぁ。こんな高校生活!!」

 

と感動したらしい。

 

 

フィンランドの高校のことを知りたい!と調べて

見つけたのがこの本。

 

 

「青い光が見えたから 16歳のフィンランド留学記」

高橋絵里香さん

 

これ→ 高橋絵里香さんのホームページ

 

 

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表紙の写真からブルーの空が日本の空の色とは違う。
寒いフィンランドの空の色なんだろうな。
 
作者が、小学4年の時にであった
トーベ・ヤンソンのムーミンの本。
そこからフィンランドに行ってみたい。という気持ちがムクムクと湧いたそう。
 
ただ、旅行で行くのではない。その国の人と一緒に過ごして
もっとフィンランドを知りたい。
留学したい!!
 
と小学生でその決意は決まった。
 
 
両親にその思いを伝えたら、
 
「それはいいね〜」
 
と両親が真面目に話を聞いてくれたそう。
 
 
 
フィンランドに子供が留学したいってもし、言ったとしたら。
 
「遠い国だよ。」
「留学にお金がかかる。」
「フインランドに留学した人っているの?」
「フィンランドの学校ってことはフィンランド語だからしゃべれないやん」
 
って、行っても無駄無駄。とばかりに理由を探してたかもしれない。
 
 
でも高橋さんのご両親は真摯に受け止めて、
いつからいく?
フィンランドの学校ってどんな試験がいるんだろう?
フィンランド滞在するためにどんな申請がいるのだろう?
絵里香さんと一緒に、調べて考えてくれたそう。
 
 
無理!ってところから入らないで、しっかり見つめてくれる親がいる。
それだけで、すごく子供は救われただろうな。
 
 
中学校の先生に、留学希望を伝えたら、
 
「フィンランドで卒業できたとしても、日本に帰ってきたら学歴もなんもない。どうするんだ。」
 
と言われて止められたらしい。
 
 
それが普通の日本人の感覚だな。
 
 
高橋さんが通ってた中学は体罰も当たり前の中学だった。
そんなことはおかしい。先生が子供を叩いたり、上から押さえつけるなんて。
と憤っていた高橋さんも、先生が怖くなり、周りの目を気にする子供になってしまっていた。
自然と笑うこともできない。
 
 
周りにあわせておけばいい。
それが問題もおきず、しあわせ。
 
そう、なってしまっていたけれども、やはり
フィンランドに行きたいっていう夢は諦められない。
 
何にも知り合いもいない、フィンランドに高校から
入れることになり、フィンランドの高校生活が始まる。
 
 
フィンランドの高校は、3年。
でも、自分の学びたいこと、ペースに合わせて4年半まで卒業試験を
受けるタイミングを選べる。
 
 
試験も、日本の記憶しておけばなんとかなる試験とは違う。
文章を書いたり、自分の意見を書くテストだったり、
内容も幅広い。
 
 
フィンランド語もままならない状態で、入学した高橋さん。
授業も聞き取れない。勉強したいけど、言葉が分からない。
そんな不安を乗り越えて、ホストファミリーや学校の友だち、
先生に助けられて見事卒業まで乗り越えた。
 
 
フィンランドの人々の生活もでてくるし、
高校も日本の高校とは違って、先生と生徒が仲良し。
親しみを込めて、下の名前で先生を呼ぶくらい。
 
みんながそれぞれ違っていていい。
先生も1つの正解しかないという考えではなく、みんなの考えを聞いてみんなそれぞれが答えを持てばいいと言う感じ。
 
 
画一的な日本と全然違う。
 
 
私が通ってた、国立の小中学校には、帰国子女クラスが1つあった。
人数も5〜10人くらいとすごく少ない。
 
もちろん、彼らは日本人なんだけど小さいときから海外の国に渡っているので
英語やインドネシア語など、それぞれが住んでいた国の言葉、習慣で育っている。
 
私達普通に日本で住んでいる他のクラスから見たら、
顔は、日本人だけど、言葉は通じない。
日本の習慣は、わからない。
不思議な外人みたい。
 
 
帰国子女クラスは帰国子女クラス。
と入っていけないなぁって控えてしまっていた。
いま思えば、差別だったんかも。
 
 
結局、小中と約9年間いても、帰国子女クラスの子と仲良くなることはなかった。
 
 
高橋さんは、フィンランドの高校の普通のクラスに入ってるし
また事情は違うのかもしれないけど、外人だぁっていう興味本位、差別的な
目でみられたことは一度もないそう。
 
 
フィンランド語が喋れなくても、分かるようにと工夫して
クラスメイトや先生が一生懸命、伝えてくれた。
それがしんどいのでは?って思って聞いても、
全然!!とみんな笑顔で答えてくれたそう。
 
 
フィンランドの人って、あったかい。
 
仲良くなろうって、高橋さんだけが頑張るになりそうな気がしてたけど、
迎えてくれるフィンランドの人たちの心のあったかさにほっとした。
 
 
外国にいって、日本を外から見る。
そこで、はじめて気づいた自分が「ごめんなさい」と
すぐ言ってしまうこと。
笑顔がだせないこと。
頑なだった、作者の心がフィンランドの素直な人たちと触れて、
溶けていく様子も伝わってきた。
 
 
その後、高橋さんは、フィンランドの大学に入って勉強を続けているそう。
 
 
勉強をおしつけられたものをやるって言う感覚じゃなくて、学びたいからやる。
先生や友達に聞ける環境、みんながみんなを助けるっていう環境、素敵な学校だった。
 
 
日本の学校で、こんな先生と生徒の関係性ってない。
学校が楽しいって思えることも少ないと思う。
 
 
こんな学校生活を子どもたちにも送ってもらえたらいいのに。
そのためにできることって何?
 
子どもたちが
「こうしたい!」って意見を言って
それをちゃんと私達親が、受け止める。
 
逆もありで、お互いが正直に伝えられるお家にしたいな。
子供にイライラしてなかなか話を聞けてないことあるし、
心のゆとり、うちなら4人子供がいるから、
一人づつ話を聞くを意識したいな。
 
そんな、毎日の子供との会話を考えさせてくれた本でした。
 
 

 

フィンランドの自然いっぱいなところも書いてあったし
一度、行ってみたい国になった♡
 
ムーミン本もまた読んでみよう。

 

 

 

 

 

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