John ScofieldのJolene
カントリーの曲。カントリーの風味をきっちり残しつつジャズの強みある演奏。でも主役はスコフィールドのギターフレーズの技術だろう。
このアルバムを買って聴いてみて初めて気付いた。
これはカントリーのアルバムだと。ジャズだけどジャズじゃなくてこれはカントリーだと。
神童ジョーイアレキサンダーを差し置いてスコフィールドがこのアルバムでグラミー賞を取った。
そのアルバム名がCountry for old menだった
ジャズの巨人達と渡り合った我々ジジイの世代がまだ負けるわけにはいかない。と言いたそうな意思を感じた。あんなガキに大切な賞を渡してたまるか。まだまだ古い人間がやってやるんだという意思。
ジャズ部門は目新しさ、面白さ、流行には関係なく技術主義で賞を決めていると思った。それが当たり前なんだろうけど。でもジャズの黄金時代と言われてた60年前はジャズこそが目新しさと面白さの最先鋒だったんじゃないのか。技術に囚われ過ぎていないか。
たまにそういうことを考えている。あんまり意味はないだろうけど。