11月だというのに、訳のわからない暑さの残る日本列島。

暑がりの自分的には、季節外れの大汗をかきながら、

「なんだってんだ、まったく!!」

と一人文句を言っていますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

 

さて、暑さはともかく、11月の声を聞くと、そろそろ・・・と思うのが

冬の旅行。

実は、すでに数週間前にチケットを押さえてしまいました。

目的地は「カンボジア」。

例年ですと、ブラジルに行っていた3年間を除き、

この十何年、毎年大晦日はタイ/バンコクと決まっており、

仲間うちでカウントダウンパーティーなどをしながら

過ごしているのですが、

前述の通り、十何年も、大晦日に日本を留守にしている自分。

今年は年内に帰国をし、正月は実家ですごそうか・・・と、

一時奔放息子を休止しようと考えているわけです。

・・・って言っても、実は、帰国は1日の朝、

つまり元旦なのですが・・・。

 

まぁ、いつもよりはいいでしょう。

 

カンボジア・・・。

初めて訪れたのは、記憶が正しければ、2002年。

15年も前なのですね。

以来、土地と言い、人と言い、その素朴さにひかれ、

何度となく訪れている国なのですが、

もっぱら訪れる場所は、首都のプノンペンと、

アンコールワットで有名なシェムリアップ、

そして、海沿いの町、シアヌークビルの3つの町。

北海道の2倍ほどだという国土の中で、この3つしか知らないで、

「カンボジア好き」を自称している自分。

・・・せめて、もう少し、

他の町も見てみようではないか・・・という決意に至り、

今回は、カンボジア西部の

バッタンバンという町と、コンポンチュナンという町、

2つをバスで訪れてみようと思っているのです。

 

プノンペンからバッタンバンという町までは、

バスで6時間の道のりだそう。

そのバッタンバンから、来た道を戻る形で、

途中にあるのがコンポンチュナンという町。

プノンペンから、こちらはバスで2時間の距離だそうです。

 

というわけで・・・。

チケットが確保でき、行き先がある程度決まった頃から、

旅の計画はさらに面白くなってくるわけで・・・。

 

最近、仕事から帰ってくると、真っ先にコンピュータに向かい、

宿探しに精を出しています。

自分が普段使っている、ホテル探しのサイトは、

その多くが、直前までキャンセル無料のため、

一度予約をしてみては、

「あ、やっぱりこっちの方がいいんじゃね?」

と、簡単に変更ができるため、

仮に一度どこかに予約を入れても、

それ以降も楽しみが続くので、いい感じなのです。

 

旅の準備って、面倒くさいこともあるのですが、

前回の地球一周旅行の時にも言ったように、

そこからすでに旅行が始まってるわけで、非常に楽しいです。

 

たとえば、今日のお話。

 

今回の旅のルートは、先ほどもお話したとおり、

プノンペン→バッタンバン→コンポンチュナン→プノンペン

となっていて、最後のプノンペンは2泊の予定なのですが、

実はここに、大きな問題がありました。

プノンペンのホテルに2泊し、日本に向けての帰国便に乗るわけですが、

この帰国便の時刻が、22:50。

一方、ホテルのチェックアウトの時刻は正午。

・・・

つまり、12時にホテルを追い出され、22:50までの

10時間50分、

落ち着いて身をおける場所がないという事態に見舞われます。

これまでの旅の中でも、

こうしたことはしょっちゅうあるわけで、

多くの場合、ホテルに荷物を預けたままで、

出発の時刻まで町歩き等をして過ごすのですが、

今回のフライトは、22:50。

何度か旅しているプノンペンとはいえ、日本とは違います。

日が暮れてから町を歩くのは、結構勇気がいりますし、

それだけのリスクを背負ってまで、町歩きする必要もありません。

それに、一年中暑い、カンボジア・プノンペン。

それでなくても冒頭で言ったように、暑がりの自分。

飛行機に乗る前に、シャワーくらいは浴びたいわけです。

 

・・・ということで、今日は帰宅してから、

さっそくホテルに直接メールをしてみました。

以降、そのやりとりの様子です。

当然クメール語は読み書きできませんので、英語でのやりとりです。

 

私は12月29日から31日まで、あなたのホテルの部屋を●●サイト経由で

予約しているものです。今日こうしてメールをしている理由ですが、

できれば何かいいアドバイスをいただきたいと思ってのことです。

2晩の滞在を経て、自分は日本に帰国する予定なのですが、

そのフライトの時刻が、22:50なのです。

チェックアウトの時刻は、正午ですよね。

そうすると、10時間以上を、休憩する場所もなく、プノンペンの町で

過ごさなければならないことになります。

もしホテル側で、20:00くらいまでのレイトチェックアウトを

認めて頂けるようなら、何も問題ないのですが、

それが不可能な場合には、もう1泊、あなたのホテルの別の部屋

(安いレートのもの)を新たに追加予約するか、あなたの

ホテルでの滞在をあきらめ、別のホテルを探し3泊予約しなければ

なりません。私はあなたのホテルがとても気に入っており、ぜひ

宿泊したいと考えているのですが、そこが大きな問題です。

何かアドバイスをいただけませんか?

お返事をお待ちしています。

 

要するに、安い料金でレイトチェックアウトさせてくれという、

お願いのメールを送ったわけです。

すると・・・。

ものの30分で、届いた返信。

この辺が早いと言うことは、しっかりしたホテルである証拠です。

 

□□ホテルより心を込めてのお返事です。

チェックアウトについてのお問い合わせ、ありがとうございました。

我々のホテルでは、チェックアウトの時刻はおっしゃるとおり12時です。

20:00までのお部屋のご利用をお望みなのですね。

20:00までのレイトチェックアウトですと、通常、50%のチャージで

お受けいたします。

まもなくお会いできること、楽しみにしています。

 

丁寧なお返事です。しかも、半額でレイトチェックアウト可。

半額とは、およそ3000円です。

さて・・・。

ここで大喜びで、感謝の返信メールを送ってもよいのですが、

せっかくです。もう少しやりとりをしたいです。

てか、この赤字にした、通常の部分に突っ込んでみようと思います。

 

断っておきますが、せこいわけではありません。

この額でも十分なのですが、旅のパーツを組み立てる際に、

交渉は非常に大切なものなのです。

 

返信します。

 

ご親切に、また、非常に素早いお返事に感謝しています。

あまりに早く返信があったので、驚いています。

あなたのお申し出に非常に感謝しています。

わかりました。レイトチェックアウトには、通常半額の料金が

かかるのですね。

あの・・・、ディスカウントは可能ですか?

もしも、幾ばくかでもディスカウントしていただければ、さらにうれしいです。

もちろん、「それは無理」ということであれば、

先ほど提示して頂いた金額でも、喜んで追加の予約をさせていただきます。

 

わくわくしながら返信を待ちますが、今度はそう早く届きません。

おそらく、上の人にお伺いを立てる必要があったのでしょう。

1時間ほどして届いたメール。

 

お返事が遅くなり申し訳ありません。

再度のメッセージ、ありがとうございました。

ご希望のレイトチェックアウトを、USD20でお受けできることになりました。

旅立ちまでのGood Luckを祈りつつ、お会いできるのを楽しみにしています。

 

冷静に考えれば、もとが3000円だったところ、2400円になっただけ。

たった600円のディスカウントなのですが、

金額じゃないんですよね。

この時点で、もう、このホテルへの信頼や好感度倍増です。

このホテルについては、いくらキャンセル無料でも、

おそらくキャンセルすることはないと思います。

 

いやぁ~、楽しめてます。準備。

 

ってことで、今のところ宿泊しようと思っているホテルたちの画像がこちら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今のところ、7泊の総計宿泊費はUSD221.65。

日本円にして・・・、約25500円。

1泊・・・およそ\3,700也

レイトチェックアウトする日を1泊と数えるなら、

およそ\3,190也。

 

夏のヨーロッパは高かったですからねぇ・・・。

満喫できそうです。

また報告します。