ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

バンクーバーの朝日

2014-12-19 19:25:54 | は行

宣伝ポスターのイメージどおりです。ホントに。


「バンクーバーの朝日」57点★★★


**************************

1900年代初頭、多くの日本人が
新天地を夢見てカナダへ渡った。

そして1940年ごろ。

木材所で働くレジー笠原(妻夫木聡)は
日系カナダ移民二世を中心とした野球チーム
“バンクーバー朝日”のキャプテンとなる。

チームはエースピッチャーのロイ(亀梨和也)を有するものの、
ガタイもパワーも桁違いの白人チームに圧倒され
まったく勝てなかった。

そんなとき、
レジーはある秘策を思いつくのだが――?!

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「舟を編む」石井裕也監督が、
実話をもとに描いた作品。

石井監督、
なんかやってくれるかと思ったんだけど
本当に、まっすぐだった。

実直だけど、もひとつ物足りない。

こういう事実があった、ということには
「へえ!」と思いましたが。

なんといっても
ホントにポスターのイメージ通りで
でも
「見たい!」と言っている人にそう言うと
「やっぱりそうなんだ!行く!」と嬉しそうなので

それでいいんだと思います。

でもねー
弱い野球チームのキャプテンとなった妻夫木氏が
やっとやる気になり
物語が動くまで50分かかるっていうは

長いよー(涙)。


★12/20(土)から全国で公開。

「バンクーバーの朝日」公式サイト

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (大阪マラソン)
2014-12-21 09:33:53
フジテレビの55周年記念作品だから下手な監督には任せられないというわけでの石井裕也監督ご指名でしょうね。
確かにきちんとまとめています。
案外芸域の狭い妻夫木君だから苦労したと思います。

しかし、名作「川の底からこんにちは」のパワーはいずこへ?
「舟を編む」では龍平君のオーラを消すことに成功し、「ぼくたちの家族」でも原作物を上手に料理した。

本当にこれでいいんですか?

もっと弾けて欲しい!

今までで一番の製作費がかかっているかと思います。その分失敗を恐れた無難な仕上がりでは?
期待せずに観ただけに失望もなく終わりましたね。

結論としては「お暇なら観てよね」ですね。
川の (ぽつお番長)
2014-12-24 18:09:08

川の底からこんにちは、は
ぶっちぎってましたよねー。
懐かしいですね。

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