語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【南雲つぐみ】安納芋の栄養価と味わい ~焼くか蒸す~

2017年01月20日 | 医療・保健・福祉・介護
 デザートに使われるので知っていたが、アンノウイモ(安納芋)はこの冬初めて入手した。鹿児島県種子島の特産で、数年前に焼き芋にして冷凍した製品が通販で人気となり、全国に広まった。
 アンノウイモの焼き芋は、サツマイモのようなホクホク感はなく、クリームのような状態だ。これはでんぷん量が少なく水分が多い「粘質性」だから。ショ糖は一般的なサツマイモの4倍も含まれ、加熱後の糖度は30パーセントを超えることもあるという。メロンやカキの糖度が約18パーセントなんおで驚くべき甘さである。
 アンノウイモはキントキイモやベニコガネなどに比べて、表皮が白っぽく、小さくて丸い。果肉は明るいオレンジ。この色はカロテンという色素成分で、体内でビタミンAに変換されて目や粘膜、皮膚の健康を保つそうだ。他のサツマイモと同じくビタミンBやE、Cも多い。イモ類のビタミンCは加熱しても壊れにくいのが特徴で風邪の予防にもいいだろう。
 ねっとりした甘さを出すためには、水分を飛ばす電子レンジではなく、焼く、蒸すなどの方法がいいだろう。

□南雲つぐみ(医学ライター)「アンノウイモの栄養価 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年1月13日)
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