語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【南雲つぐみ】平均寿命 ~現代、明治時代、縄文時代~

2017年09月14日 | 医療・保健・福祉・介護
 さきごろ2016年の日本人の平均寿命が厚生労働省から発表された。男性が80.98歳。女性が87.14歳で、男女とも香港に次ぐ世界第2位の長寿国となった。
 明治期には、現在のほぼ半分。同省が公開する「完全生命表」には、男性42.80歳、女性44.30歳(1891~98年)と記されている。
 当時も70~80歳あたりまで生きた人はいたはずだ。乳幼児の死亡率が高かったことや、戦争や疫病で多くの人が若くして亡くなったことが、平均寿命に影響している。
 さらにさかのぼって、縄文時代ではどうか。当時の遺跡から発掘した頭蓋骨の状態や歯のすり減り具合から、10~20代で多くの人が亡くなっていたという推定がある。
 国立社会保障・人口問題研究所が公表している「将来推計人口」では、平均寿命はさらに上昇すると予測されてる。2065年には男性で84.95歳、女性で91.35歳に達する可能性が示された。100歳まで委切るつもりで、健康づくりが必要な時代なのだ。

□南雲つぐみ(医学ライター)「平均寿命 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年9月8日)を引用
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