語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【南雲つぐみ】体重増加と関節の痛み

2017年11月22日 | 医療・保健・福祉・介護
 膝関節の痛みで受診したUさん(58)は湿布と痛み止めをもらい、医師に「少しやせたほうがいい」と言われた。しかし、「1年で5キログラム太ったけれど、肥満というほどではない」という。
 太ることで足腰の関節に悪影響を及ぼすのはなぜか。これは「てこの原理」によって説明できると聞いた。片足で立つと、骨盤が傾いて体の中心線からずれる。そこでバランスを取ろうとして体重より重い荷重が軸足の骨盤にかかるのだ。
 例えば、体重50キログラムの人が両足で立っているとき、左右の足はそれぞれ25キログラムずつの重さを支えている。では片足立ちをするとどうか。軸になった足には全体重50キログラムだけでなく、その3倍の150キログラムがかかるそうだ。
 階段を上り下りするときの軸足には体重の5倍、片足ジャンプとなると8倍がかかっているという。ということは、50キログラムの人が5キログラム太って55キログラムになったら、階段の上り下りは今までより25キログラム上乗せで、負担が掛かる。痛みやけがの出るリスクも高くなるというわけだ。

□南雲つぐみ(医学ライター)「体重増加と関節 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年11月20日)を引用
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