語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【南雲つぐみ】風邪を本当に治したいとき ~薬よりも~

2018年01月25日 | 医療・保健・福祉・介護
 “風邪は万病のもと”といわれるが、養生すべきだとはいっても、仕事や受験勉強など「風邪ごときで休めない」という差し迫った状況の場合もある。
 そういうときに使うのが風邪薬。解熱鎮痛成分や抗ヒスタミン成分の入った薬を使えば、熱を下げる、せきを止める、鼻水を止めるなど、一時的だが、しばらくは症状を抑えてくれる。
 一方、早く治したいと思ったら、薬を飲まずに養生したほうがいいというデータもある。京都大学の研究では、風邪をひいたときにすべての症状がが消えるまでの日数が、解熱鎮痛成分のロキソプロフェンを使用した場合の平均8・9日であったのに対し、何も薬を飲まなかったときは平均8・4日だった。
 熱があっても仕事で休めなければ仕方がないが、家でゆっくり寝ていることができるのなら、薬より温たかいスープやお茶を飲んでいたほうが良いのかもしれない。体を温めることで、ウイルスと闘う免疫力の機能が高まるからだ。

□南雲つぐみ(医学ライター)「本当に治したいとき ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2018年1月18日)を引用
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