語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【南雲つぐみ】からしの味わい方 ~カラシナ~

2017年05月20日 | 医療・保健・福祉・介護
 カラシナは、5月に黄色い花を咲かせる。この種が、粉からしやチューブ入りのからしの原料になる。カラシナの種類には和がらしや洋がらしなど数種類あるが、現在は、どちらもほとんど外国からの輸入もの。福井県で、ごくわずかに伝統的な地がらしの種が栽培されているという。
 ヱスビー食品株式会社(本社・東京)によれば、市販品では「和」という漢字が使ってある製品の方が、単に「からし」と書いてあるものより辛さは強め。「マスタード」と記載してあるものはあまり辛さがなく、マヨネーズ感覚で食べられるそうだ。
 和がらしの鼻にツーンとくる辛さのもとは、アリルイソチオシアネートという成分。強い揮発性があり、鼻に抜けるのだが、一方で成分が蒸発しやすいことで少し放置すると辛みが弱くなる。
 だから、和がらしは食べる直前に、粉がらしを水で溶いて作るのが一番おいしいということになる。のんびりやっては辛みが飛ぶというわけで「からしは気短者に掻(か)かせろ」とか「笑顔で掻いたからしは効かぬ」などといわれるのだ。

□南雲つぐみ(医学ライター)「からしの味わい方 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年5月17日)を引用
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