「原田マハ」シリーズ・・・「本日は、お日柄もよく」
本の裏面には・・・。
「OL二ノ宮こと葉は、想いをよせていた幼なじみ厚志の結婚式に最悪の気分で出席していた。ところがその結婚式で涙が溢れるほど感動する衝撃的なスピーチに出会う。それは伝説のスピーチライター久遠久美の祝辞だった。空気を一変させる言葉に魅せられてしまったこと葉はすぐに弟子入り。久美の教えを受け、「政権交代」を叫ぶ野党のスピーチライターに抜擢された!目頭が熱くなるお仕事小説。」
と書かれてある。
本を開くと・・・。
スピーチの極意 十箇条
1.スピーチの目指すところを明確にする
2.エピソード、具体例を盛り込んだ原稿を作り、全文暗記すること
3.力を抜き、心静かに平常心で臨むこと
4.タイムキーパーを立てること
5.トップバッターとして登場するのは極力避けること
6.聴衆が静かになるのを待って始めること
7.しっかりと前を向き、左右を向いて、会場全体を見渡しながらかたりかけること
8.言葉はゆっくり、声は腹から出すこと
9.導入部は静かに、徐々に盛り上げ、感動的にしめくくること
10.最後まで、決して泣かないこと
2.エピソード、具体例を盛り込んだ原稿を作り、全文暗記すること
3.力を抜き、心静かに平常心で臨むこと
4.タイムキーパーを立てること
5.トップバッターとして登場するのは極力避けること
6.聴衆が静かになるのを待って始めること
7.しっかりと前を向き、左右を向いて、会場全体を見渡しながらかたりかけること
8.言葉はゆっくり、声は腹から出すこと
9.導入部は静かに、徐々に盛り上げ、感動的にしめくくること
10.最後まで、決して泣かないこと
なるほど・・・これは仕事でも使える・・・
物語を簡潔に言うと・・・女性のお仕事小説。
最後は・・・感情移入して・・・涙がポロリ・・・
印象に残ったシーン・・・。
久遠久美の両親が亡くなった時・・・今川厚志の父・・・故今川幹事長が久遠久美に・・・幼子をあやすように、ぽんぽん、と3回ゆっくり叩いたシーン。
そして・・・久遠久美にかけた言葉が泣ける・・・
困難に向かい合ったとき、もうだめだ、と思ったとき、想像してみるといい。
三時間後の君、涙がとまっている。
二十四時間後の君、涙は乾いている。
二日後の君、顔を上げている。
三日後の君、歩き出している。
どうだい?そんなに難しいことじゃないだろう?
だって人間は、そんなふうにできているんだ。
読み終わって・・・本当に素敵な小説に出合ったと思う・・・。
是非・・・我が家の娘にも読んで欲しい・・・オススメの本となった・・・