先日放送されたドラマ
リーガルハイの裁判のテーマは
誤診で患者を死なせたのではないか
という疑惑だった。


その疑惑にたいして
主人公古美門がはなった答えはこうだ。


医師は
データに基づいて
正しい判断をしただけだ。


わたしはこのセリフに
的を射たというか
胸のすく思いがした。


医療がデータに基づいて
行われることは
しごく当然のこと
セオリーだからである。


このセオリーにたいして
患者側についた弁護士の
主な言い分は


データが何だ!
そのデータの一人一人にたいする
人生を考えたことがあるのか。


データ呼ばわりは
患者に失礼ではないか


だったかと思う。


データに基づく結果にたいして
人生論を持ち出す時点で
この論理はすでに
破綻しているのである。


と言って
わたしの言いたいことを
一体どれだけの人が
理解してくれるだろう。


わたしは
心理学が学びたくて
そういう大学を選んだ。


子供の頃から
漫画家や作家を目指していたわたしは
心理学を学ぶことで
自らの作品の登場人物の
思考や個性を
構築がしやすくなると
考えてのことだ。


こんなにも
子供の頃から
自分の夢がはっきりしていたのに
初老になるいまだかなえられないとは
出過ぎた夢を見たのか。


そんなことはさておき
このような事情から
わたしは心理学を
文学的にとらえていたのである。


だが実際大学で学んで
気がついたことは
心理学とは
わたしが思っていた
文系の学問ではなく
間違いなく理系の学問だった。


心理学が
文系の一端に位置づけられているのは
日本ぐらいで
外国では立派な理系
それも医療系に位置づけられることが
多いのである。


要は
心理学を
ひもとこうとすると
全てデータに基づいた結果でないと
信憑性がないのである。


たとえば
A型は真面目で
B型はマイペースと
言い張ったところで
それを証明するデータがないと
迷信に過ぎないということだ。


血液型分析は
科学的根拠が一切ないと
言われているが
根拠を出したければ
実際データで
証明すればいい。


そんなわけで
文学的に
心理学をとらえていたわたしからすると
実際に学んだ心理学は
思ってたのと違うという
一種のがっかりだった。


これならば
普通に日本文学とか
英米文学とか専攻して
登場人物の
心理を研究するとかの
勉強でもした方が
ずっと作家としての
未来に通じたのではないだろうか。


しかしまた一方で
文学だと思っていた心理学が
実はデータであるという発見は
わたしの思考にたいして
新しい世界を
もたらしてくれたのでもある。


世界はすべてデータでできている。


これが
大学でわたしが学んだ
最大の発見だったのではなかろうか。


日本の政治体制
民主主義など
その最もたるお手本だ。


民主主義とは多数決社会。


多数決こそ
データ主義。


わたしは
自分ではどっぷり
文系の人間だと思い込んでいたが
あるとき
考え方は理系だと言われたことがある。


あまりに意外だったのだが
論理的
筋道を立てて
物事を考える人は
理系という解釈。


雰囲気や感性
その場のノリを重視するのが
文系という解釈らしい。


わたしは数字は苦手だが
もしかしたら思考は
理系の人間なのかもしれない。


たとえば恋愛体質。


この恋愛体質は
理系ではなく
文系の人間の体質である。


ドキドキとか
ワクワクとか
感情やその場のノリを
重視する体質である。


さて
このブログにたまに登場する
わたしの腐れ縁の男
モジャ男。


この男は
たいへん数字に強く
理系の男だと
わたしは思いこんでいた。


だが
この男は
たいへんチャラく
その場のノリや雰囲気で
行動することも多く
相いれない価値観の違いを
感じて
将来をともにするのは
難しいという結論に
達したのである。


わたしが理系だと
思いこんでいたこの男は
間違いなく
文系の男だったのである。


感情は文系。
得意分野は理系とでもいっておこうか。


必ずしも理系を学んだからといって
思考そのものが
理系になるわけではないということだ。


とにかく
理系で話をする人と
文系で話をする人じゃあ
話が全くかみ合わないのである。


論理を大切にするか。
心を大事にするか。


すると
論理と心は
別のものだと
解釈することになるのだろうか。



続く



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