ある日本人クラブの冷たい仕打ち | タイの海辺の田舎町でスローライフ

タイの海辺の田舎町でスローライフ

タイで35年間暮らしている元バックパッカー。6
年半前にバンコクのカオサンとシーロムで17年間続けてきた「竹亭」を閉め、タイ南部の海辺の田舎町プラチュアップキリカンで再起を賭けてタイ妻と日本料理店「富士山」を開店しました。毎日全力奮闘中。

http://www.bangkok.com/jp/silom/top10-nightlife-silom.htm

ある日本人男性の体験談です。

 

その方は竹亭の元常連さんの一人でAさんといいます。

出張で年に何回かバンコクにいらっしゃる方です。

 

その方のある日本人クラブでの体験が

飲食業に携わる者として

身につまされる話なので

ここでシェアさせてもらいます。

 

Aさんはもともと酒豪なのですが、

今はちょっと身体を悪くされていて

お酒はお休み中なのですが、

今日の午後、その方からメッセージが入ったのです。

 

昨夜、Aさんはある日本人クラブに行かれたそうです。

彼はそこのマネジャー氏と顔馴染みなので

久しぶりに立ち寄ってみたのです。

 

Aさんは休酒中なので

飲み放題を注文して

ウーロン茶を数杯飲まれたそうですが、

ホステスさんが一生懸命おもてなししてくれたので

とても愉快な時間を過ごされたようです。

 

そして、飲み放題の制限時間になった頃

土砂降りの雨が降ってきました。

 

すぐに外へは出れないので

顔馴染みのマネージャー氏に

雨宿りを兼ねてあと10分だけこのままいさせてほしいとお願いしたら

酒税が上がったのでサービスはできませんと

にべもなく断られたのです。

(Aさんはウーロン茶しか飲んでいないのですが)

つまり、延長料金を払ってくれと言うことです。

 

それはお店のシステムとしては正しいことでしょう。

 

最近、酒税が値上がりしたのは本当だし

日本人クラブも不景気と過当競争と高騰する家賃で

経営が大変なのはわかります。

 

でも、人間と人間のお付き合いには

合理性だけでなく人情というものが絡みますよね。

 

お客様商売は

1+1が100になることもあれば、ー100になることもあります。

 

リピート客であるAさんに

たった10分間だけおまけしてあげたら

恩義を感じてチップだって弾むかもしれないし

またバンコクに来た時は再来店してくれるでしょう。

 

でも、わずかな延長料金を惜しんだばかりに

Aさんはもう2度とこのお店に行くことはないでしょう。

バンコクには他にもクラブはたくさんあります。

 

ここにこのお話をシェアしたのは

この日本人クラブのマネージャー氏を批判するためではありません。

 

これと似たようなことを

自分もお店のスタッフもやっているかもしれません。

 

特に暇な夜など

少しでも売り上げを作ろうと焦燥して

お客様の気持ちより

自分やお店の都合を優先する。

 

恥ずかしいけど「ある。ある。」です。

 

だからこそ、新しい店を開店した時には

そのようなことの無いよう

昨夜のAさんの経験を

忘れることなく

他山の石にしたいと思った次第です。

 

まだ開店は2か月先ですが

きっと良い店作ります。

 

 

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