今回の記事も、前回の記事のテーマ、「大きいうなり声」に関するお話です。
もちろんこれも支援相談員さんに教えていただいたことなんですけど。
『今すぐできる、家庭での支援療育』(笑)
言葉の出てない子たちの言葉に代わるツールとして、絵カードがありますが。
その絵カードをより単純化したものとして、ピクトグラムというものがあります。
具体的に視覚化できない言葉、「大きい」「小さい」などといった表現も、ピクトグラムを使えば、1枚の絵でその言葉の意味がわかるよう、すごく工夫されていたりもします。
特別支援学校や特別支援教室には当たり前に置いてあるものかもしれませんが、なかなか一般家庭や普通クラスでは目にする機会は少ないかも・・
そんなピクトグラム、実は思いがけないところで、私たちは毎日のように目にしていたんですねぇ。
今どきのテレビの音量表示は、大きさを表す数字と大きさを示すピクトグラム、そして実際に聴覚として耳からその音の大きさを覚える、三位一体の支援ツールなんだそうです。
そう言われてみれば、全くその通り!
思いがけないアイデア療育に、またまたびっくりー!
一応、数字に強い関心を示すお子さんには有効、との注釈をいただきはしましたが(笑)
テレビの音量の数字とその大きさをリンクさせて覚えさせれば、
「声の大きさを15にするよ」
「今は20の声で話そうね」
などという表現で、声の大きさを指示することができるとのこと。
支援療育って、創意工夫みたいなところがあって、ある意味アイデア勝負という一面もありますよね。
最近はなんとなく、その知恵比べのような奥深さもまた、楽しいと思えるようになってきました。