そのままの営業が可能となったという。
セーヌ川沿いには、折りたたみ式の古書店群である通称ブキニストが並んでいる。
パリオリンピックの開会式は、このセーヌ川で開催されることになっている。
そうすると、このブキニストは明らかに目障り。
そこで、期間中だけの立ち退きを要請されたが、
この河岸に展開するブキニストの歴史を訊ぬれば、400年以上。
これに反対しないわけにはいかぬとばかり、
反骨心に燃えるパリ市民は、立ち退きに対して反対運動を展開。
その甲斐あって、オリンピック開催中もそのままの位置に留まることになった。
明らかに市民の勝利。
フランスの大統領と言えど、おいそれと「立ち退き」とはいかなかったようだ。
19世紀初頭の石版画家ジャン=アンリ・マルレ(Jean-Henri Marlet)が描いたパリ風景に
「ヴォルテール河岸のブキニスト」として、ここの古本屋が出てくる。
フランス革命前の衣装に身を包んだ老人は古本の蒐集家として知られるムッシュ・ブラール。
脇に下げた袋には本が満載。古本屋の主人が「いい本見つけましたぜ」とばかり、
話をしている様子が窺える。
このムッシュ・ブラールが死んだ後、調べてみれば彼が持っていた6階建ての建物には本が溢れ、そこにに残された本は、なんと50万冊にも及んだという。
この絵が描かれた時代から数えてみても約200年。
歴史の重さを背負ってオリンピックが開催される。
そんなこんなで、パリは暑くなりそうだ。
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