それはマイクロソフトが新しく開発したＡＩモデル。
その名は、"ＶＡＳＡ―１" と呼ばれるもので、顔の静止画像と話し声の音声クリップを取り込むと、画像の人物が話しているようなリアルな動画を自動生成できるというもの。
これは人物の画像だけでなく、漫画や美術作品の人物画からも生成でき、
口パクや自然な顔・頭の動きを伴った本物のような仕上がりになる。
news に出ていたデモ動画は、アニメーション化された「モナリザ」。
この画像が俳優アン・ハサウェイさんのコミカルなラップを歌う。
表情まで、かくの如く。
もう、なんだコレ？！
まだ、しばらくは一般化しないだろうが、これが世に普通に出るようになれば、
生身(ナマミ)の人は必要なくなる。
映画やテレビドラマは、全てAIの作成した人物が役回りをこなし、
CMのイメージキャラも、画像から作り上げることができることになる。
出演ギャラも必要ない。
起用したタレントの不祥事もあるハズもない。
登用する人物も「モナリザ」さんなどは、誰もが知る存在。
これを起用しない手はない。
もちろん著作権も切れているとなれば、さまざまなところに出演可能となる。
２０世紀初頭に始まった映像による経済システムが、すっかり変わって行く可能性がある。
タレントこそが貴重であった時代から、
イメージで作り上げられた画像が息を吹き、現実のものであるかのように存在する。
人々は、そんなタレントやスターに熱を上げることになる。
そんなアホな〜？
だが、そのような未来は近いかもしれない...。
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