秋分の前、車で事故った日の早朝、
超珍しく、実家の父から直接私のスマホに電話があった。
翌日予定されていた帰省を取りやめてほしい、から、
しばらくいろいろ話した末、
最後に、とても優しく、丁寧に、
「おまえは、狂うとるぞ。よう考えてみい。」と言われて、
電話は切られた。
若い頃、父が私に、木刀を振るいながら、
激しく言われたこともあるそのセリフを思い出しながら、
「それは、あなたの考えですよね」
「わたしは、狂っていない」
と、しずかに心の中でつぶやき、その場で昇華した。
と、思っていたのだが、
この数時間後に事故り、次の日にも事故り・・・。
父の言葉が、ボディブローのように効いて、
深いところが揺るがされていたのだろう。
あれから、
車を手放した生活が始まり、一月あまり。
見える世界、生きる世界が、全く変わり、
新しい世界を、いま、私は生きている。
× × ×
「世界に一つしかない、自分にしかできない、自分の仕事をつくる」ために、
ここ数日、「自己理解」を深めている。
自分の仕事を、
・生きていく上で、価値を認めて大事にしたいと思っている「価値観」
・無意識のうちに自然とやっている「得意なこと(才能)」
・もっと知りたい、疑問が湧く「好きなこと(興味)」
この3つを深掘りして、それを掛け合わせたところにつくる。
そんなワークに取り組む中、昨日、
あの、世界に名だたるお片付けの「こんまり」さんをプロデュースした
旦那さんの言葉にふれた。
「自分らしく生きる」ことこそ、「成功」で、
それを、社会の求めているものに、チューニングするのが、自分の役割。
その成功に至るために、結論として言える言葉は、
「安心して狂いなさい」だと。
批判されるところには行かなくていい。
本音をしゃべって受け取ってもらえそうな場所に行く。
”熱中して、没頭して、やっちゃうやつ”を突き抜けると、
その才能を輝かせてくれる人と出会える場所にたどり着く。
狂ってるサイズ感に合ってる人にしか出会えない。
なるほど!!!
× × ×
一夜明けた今朝、目覚めた布団の中で、父の言葉を思い出した。
「おまえは狂うとるぞ。」
心のなかに、返事が湧いた。
「・・・そうです。
私は、狂っています。あなたの言う通りでした。」
これからは、
安心して、狂っていきます!」
朝食後、末娘をスクールバスに送り出してから、
夫に、この決意を語ったら、
いつものように?!、
苦笑いしながら認めてくれた。
とまあ、こんな調子で、自分らしく、生かされております。
ありがたや、ありがたや。
''どうしたらいいかなど頭に浮かぶことなく、がんばらずに、直感の波に乗る。''
あの8年前の境地を、7月に思い出してから、
重い扉が開き始め、新しい自分のあり方を手に入れ、新しい世界を生き始めた!
と思ってたら、
秋分の前、2日連続で車で事故り、救急搬送。
北海道出張から帰ってきた夫に、
「かあちゃんはもう車の運転はしない方がいい」と宣告され、
家族会議の末、車と、都会の拠点を手放すことに。
もともと、まちの家で車一台で暮らす生活を目指してたわが家。
なのに、奥山に移住して、車二台が当たり前となり、今では、次男が帰れば車三台に。
なので、車を運転しない暮らし、なんて、原点回帰な感じで、ワクワクする!
と、前向きに暮らしてたんですが、
念のための頭の検査(MRI超辛かった)行ったり、風邪気味で起きれなかったりで、
思い通りに動けない日々が続いてたら、
まあ、私のポンコツぶりが止まらない。
昨日は、末娘、学校休んで、
都会で歯科通院と、翌日の遠足のおやつ200円分を買って、都会の拠点にあるお弁当箱を持って帰る、というミッション。
通院を&買い物を無事終え、お弁当箱を探すも、見当たらず。
暗くなってから疲れた様子で迎えに来てくれた夫に、末娘と遠足リュックを託し、
私は都会の拠点でバタンキュー。
夜、夫より「お弁当箱、こっちにあったよ」
さらに、今朝「遠足のおやつがないって」
あわてて確認すると、
あああ~、なんでここに、ビニール袋に入れた200円分のおやつが。
ここで、一瞬、訪問先の「水族館(都会にある)まで持っていこうか」と口から出たけど、
夫が、「ここにあるものを持たせることもできるよ」と返してくれ、
電話の奥では、楽しくおやつを選んでる末娘の気配がしたので、それでお願いした。
あ~あ~、昨日、わざわざ都会まで来たのに、3つの内、2つのミッションこなせないとは、なにやってんだか。
と、突っ込んでみたものの、
歯医者さんは無事行けたわけだし、
それだけでよかったんだ。
学校のプリントを何度も見直して、忘れ物がないか、確認して、
末娘にも、夫にも、何度も伝えたりして。
ああ~、それも、私が身につけた処世術。
こんなことにいまだにとらわれて、
それを回りに押し付けて、
楽しく生きることを忘れてる。
そんなとき、末娘の反応は厳しい。
私を嫌悪したり、拒絶したり。
彼女が、遠足行きたいなら、自分で準備すればいいんだし。
お願いされてもいないことに、干渉するのはもうやめよう。
もう、学校のことも、手放していいのかもしれない。
もっと、自分に集中して、回りのことを配慮せずに、その時その時の自分を生きていくのがいい。
ポンコツになればなるほど、
回りも自分も期待しないから、自由になれるはず。
とまあ、こんな調子で、生かされております。