ケンカすることは悪しきことなのだろうか? | 青い柳の樹のように  - counselor's blog -

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名古屋の老舗カウンセリングルーム「アンフィニ」の代表カウンセラーの青柳と申します。
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心理カウンセラーと心理学を身近にするブログです。
皆さん、本日の心の天気はいかがですか(^^

さて、今回は「ケンカ」について。

皆さんは、最近誰かとケンカしましたか?

記憶にない感じですか?

 

【喧嘩】…言い合ったり殴り合ったりしてあらそうこと。いさかい。

 

子供の頃、集団生活が始まった頃、

よく言われるのは…。

みんな仲良く。」

 

でも、みんな仲良くなんてことは現実的には無理な話ですよね。

ある程度自制心がついた大人でも無理ですし、

素直さを失った大人なら、尚のこと無理ですね。

 

そうすると社会ではどうなるかというと、

規則や規定、法律などによって裁くということになります。

 

そうすると、起きてきてしまうリスクもあり、

「関係性」、「経緯」、「背景」など関係なくなって、

起立や規定、法律にひっかかることだけフォーカスされます。

 

例えば先日、三重県でこんなトラブルがあったそうです。

名張市に暮らす松山健さんは、

16歳の大樹さん(仮名)と、13歳の弟・拓実さん(仮名)の父親です。

松山さん夫婦は里親として10年以上、二人との親子関係を築いていました。

 

あるとき、兄の大樹さんの、弟に対する嫌がらせを

松山さんは𠮟り、それが激しい口論になりました。

 

翌日、児童相談所の定期訪問の電話があった際に、

「昨日ちょっと言い合いになって、大樹の胸ぐらつかんで1発やっちゃたんですよ。」

と、指導を促す意味もあってそう伝えてしまいました。

 

結果、児童相談所の判断によって大樹さんは一時保護され、

松山さんの「里親委託」は解除され、「里親登録」は抹消されました。

結果として兄弟は松山さんの元には戻れない状態になります。

 

一年後、大樹さんとの養子縁組は認められましたが、

弟の拓実さんは戻ることが出来ませんでした。

 

現在、裁判をしているようです。

 

里子里親とはいえ、"親子"ですよね。

血がつながっていようと、いまいと関係なく、

本当の親子で愛しているなら、ケンカだってあって自然なことだと私は思います。

 

人間は、日常で不満や不安、怒り、不条理、不公平などを

少しずつ少しずつ心にゴミのようなものを抱えていきます。

それはどこかで小さなことからつまらない小競り合いになってしまうことがあります。

 

小競り合いができるのは、ある意味安心できる相手だったりしますよね。

いわゆるつまらないケンカ。

 

夫婦、親子、恋人、親友。

そういうケンカというのは、日常におけるレクリエーション

 

「関係性」、「経緯」、「背景」など関係なくなって、
起立や規定、法律よって裁かれてしまうのなら、

人間にとって「怒り」は悪しき感情として扱われてしまいます。

 

すると人は怒りを心にしまっていくしかないですよね。

心にしまっていった怒りは消えることなく、

限界がきた目の前にぶちまけられます。

 

信頼できる相手との間で、レクリエーションができたなら、

世の中で、おかしな事件や残酷な事件は減り、

普通の人間同士も、悲しいすれ違いは減るのではないでしょうか。虹
 

 

 

いつも有難うございます。

怒りが爆発しそうなときはアンフィニへ!

.

ご予約は052-253-5040まで!

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