連日テレビの前で地味に熱狂しながら観戦していた
ロンドンオリンピックも昨日で終わり。
さすがに夜中3時あたりに試合が始まる種目は観戦できなかった
けれど、大体毎日1時くらいまで観戦 → 残りは録画
→振り返りとして翌日の「とくだね」「ニュースウォッチ9」
「報道ステーション」も録画視聴。
私の中の全力を出し切ってオリンピックを堪能しました(笑)

ちょっとずつですが、観戦記録をあげていこうと思います。

報道では、メダル数過去最多の一方で金メダルの目標15を
下回り、多少がっかりニュアンス含みだった気がする。
でも、15個ってずいぶんと甘読みだったんじゃないのかな~。

金メダルの誤算の戦犯は柔道と体操ということになっているみたいだ。

柔道に関しては、そもそも国際大会で、女子も男子も金メダルはおろか、
メダルだってやっとこさ獲得している雰囲気を私だって感じていたのに
あの数値目標ってのは、いったいどうやって算出しているのか
疑問だよね。 
偉い人たちが妄想の中考えた「これくらい欲しい」という希望的目標
なんじゃないの?
さしたる根拠がない数値なのに、それを押し付けられ、ものすごい
重圧の中競技をしなくてはならなかった選手の方々は本当にお気の毒
でした。
画面から伝わってくるあの悲壮感は痛々しさすら感じたけど、
あれに関して偉い人たちはどう感じているのかな。
柔道に関しては後日改めて感想を上げたいと思います。

日本もアテネの前あたりから包括的に選手の支援をする取組を
してきて、その結果今回過去最高のメダル数に繋がったという
報道がありました。
確かにサッカー・バレーボールの団体競技、個人種目の団体戦、
そしてアーチェリー・フェンシングなどのいわゆるマイナースポーツ
の躍進を考えると、選手の底上げに成功している気がしました。

けれども、不況の時勢でスポンサーからの支援が難しく、
練習だけに注力しにくい選手も多くいたでしょうね。

期待されている選手には各競技団体からそれなりの補助が
出ているとはいえ、きっとそれだけでは活動資金が
足りないだろうことは私でも想像がつくもんね。

バタフライ200m銅メダルの松田丈志選手は、北京でも
銅メダルを獲得したにもかかわらずスポンサー探しに苦労したそうだ。
メダリストでも大変なんだから、そうでない選手のご苦労は
相当なんだろうな。 スポンサーが見つからず、泣く泣く競技続行を
あきらめる人もいるだろうね。

こうしたスポンサー獲得の取り組みを選手個人の自助努力に
頼る状況がある以上、日本以上の国家戦略でメダル獲得に
向け取り組んでいる国々と安易に比較するのは違うんじゃない?
とロンドンオリンピックを観てあらためて感じましたね。

もうメダル数争いとかそういうのは、大国のみなさんに
任せておいていいんじゃないかと思うのは、私がゆとり的発想
過ぎるからでしょうか(世代的にはゆとりではないけど苦笑)。

大国のみなさんに比べ、選手育成に投資ができない状況がある中
メダル数過去最高というのは、素晴らしい記録だと思いますね。
選手の方々には最敬礼でお疲れ様といいたいです。
(もちろん残念ながらメダルに手が届かなかった選手もね)