石屋さんの独り言

群馬県高崎市にある石商中里です。
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聖観世音菩薩像建立

2024年03月23日 | 記念碑・モニュメント・その他施工例

令和6年3月23日、春彼岸最終日。

高崎市若田町、安国寺様別院にて、聖観世音菩薩像開眼供養法要に参列致しました。

春彼岸では珍しく午前中に雪が降りました。

しかし開眼供養の時間になりますと、嘘のように晴れてきました。

 

・・・今から、ちょうど1年前。

以前に地蔵尊像のご依頼を頂きましたお施主様よりご連絡を頂き、

観音像を建立したい旨のお話を頂きました。

当初は、6尺(1.8m)位の観音像かと思っておりまして、

お話をさせて頂いたところ、

いやいや、地面から最低5mはある観音像をご希望という事でした。

お施主様と何度も打ち合わせをさせて頂き、今日、完成となりました。

 

施工前の祈願祭を執り行いました。安全祈願です。

 

中国の工場で製作するので、メーカーさんにお願いして、

中国の制作過程の写真を何度も送って頂いて、何度も確認。

石像の吊り方なども動画で送ってもらったりもしました。

 

総重量10t以上となりますので、基礎工事も大がかりとなります。

支持杭を何本も打設し、面積を広くとり、重量に耐えれるようにします。

 

石像本体以外の台座・上下蓮華台を先に設置し、

本体設置工事に取り掛かりました。

事前に中国から吊り上げ動画などを送ってもらい、確認していたので、

当日も問題なく作業が出来ました。

本体設置日の前日から何となくソワソワして、

大丈夫だろうか、上手くいくだろうかと思って緊張していたのですが、

無事に設置完了したのでホッと一安心でした。

お施主様からは耐震を気にされていたので、

日頃では使わない太さと長さのステンレス棒を何本も使用して設置しました。

未来永劫、いつまでも変わらない姿で見守ってくださる聖観世音菩薩像であってほしいです。

当社でも、これほどの大きさの石像設置工事は初めての事でした。

このお話を頂いたお施主様には感謝しかありません。良い経験をさせて頂きました。

今年は、浄土宗開宗850年。

聖観世音菩薩像の開眼法要。

そして、お施主様の誕生日と重なりまして、とても最良の日となりました。

誠に有難う御座いました。

3月23日開眼法要記念撮影。

 

お施主様が寄贈致しました、地蔵菩薩像と聖観音菩薩像。

ぜひご参拝下さい。

浄土宗 安国寺別院

高崎市若田町142-1(高崎市営八幡霊園隣)


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