外は快晴、明るく濃い青空が拡がっていた。
日曜とはいえ、暇なランチ営業をしつつ、不謹慎にもこんな日に仕事なんてしてられないやと思った。
お客さんはどこへ行った⁉️
みんな、今が見頃の花見に出かけているに違いない。
さっさと山に出かけようかとも思ったが、定時まではやはり開けておく。
そして閉店。
堰を切ったかのように準備を始める。
どこかに近場で穴場の桜スポットはないものか。
そこでふと浮かんだのが去年の12月1日から通行止めで3月20日に解禁になったばかりの永源寺ダムの裏林道。
あの道は若い頃から好きで良く車を走らせてたので、沢山の桜が綺麗に咲くことは知っている。
そしてその付近のYAMAPとヤマレコの地図を開くと、ちょうど手頃な短時間で登れる山が見つかった。
笠松山。
以前からその存在は知っていたが、鈴鹿300の山。
きっと荒れてルート不明瞭なのではと勘繰り避けていた。
で、直近で登った数人の人の日記を見ると、意外とそうでもないらしい。
ならば行くしかない。
実際歩いてみると、かつてはハイキングコースとして整備されてた名残があり、所々にある木の階段が埋もれてしまっていたり、誰も座りそうにない苔むし朽ちたベンチが寂しく鎮座していても、道は明瞭、寧ろ歩きやすい。
このコースは鈴鹿300も完登された100yamaさんの軌跡を辿った。
笠松山に笠松山最高点。
共に展望はないが、笠松山の方を永源寺方面に少しだけ降りていくと鉄塔があり、その付近の南北が見事に開けていた。
そしてそこの木のテーブルとベンチはまだまだ現役。
広い平坦な場所。
休憩には上等すぎるほど。
梅雨を過ぎるとヒルが出るだろうから、それまでや晩秋以降なら充分楽しめる。
日本コバや反対方面の永源寺境内にも繋がってるようで、機会があったらゆっくりと縦走してみたいと思った。