最近の販促は、
動画なしでは語れません。
いかに多くの人の目に留めてもらうか。
動画撮影・編集技術の巧拙が
広告の成否の鍵、と言っても
全然おかしくない状況です。
でもそんな今だからこそ逆に、
それ自体は動かない
「言葉」こそが、
商品やサービスを
生かしもし、殺しもする
んじゃないかなぁ
なんて思うんですよね。
動画巧者の方からしたら
今さらかもしれませんが。。。
今日も“根っこを掘り出す”
堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。
あなたに感謝ですっ!
商品やサービスを売る目的って
当たり前過ぎますが、
それらを売ってお金に換え、
社員に給与を払い、税金を払い、
会社を存続させていくこと、
ですよね。
でもそれは
会社側から見た視点、
売り手の都合。
何もお客さんはあなたの会社を
富ませようとして商品を
買うわけじゃない。
「買ってもらう」ためには、
「買いたくなってもらわ」ねば
始まりません。
ここすっごく大事なので、
繰り返しますね。
まず「買いたく」なって
もらわなければ
一歩も先へ
進まないんです。
でも多くの事業者さんが
(最後の)「買って!」にしか
フォーカスされてない。
ん~~、、、ミスマッチ。。。
「買いたくなってもらう」ためには、
今だったら動画(TikTok等)は
有効な手段です。
でも「言葉」も。
一昨年だったかな、
朝日新聞の「声」欄に
こんなタイトルの投稿が
載ってました。
「『新車』に感動 89歳母の散歩」
89歳の高齢女性が
新しく自動車を買って
散歩に(?)行ったのか
と一瞬驚きましたが、、、
違います。
(こうではない。。。)
投稿者の89歳のお母さまは
足が悪く、杖が無いと歩けない状態。
周りからは
「杖だと大変だから
シルバーカーにしたら」
と何度も勧められるも、
「だって年寄りっぽいもの」
という理由で頑として
受け付けられなかった。
女性はいつまで経っても
「乙女」ですもの。
そうこうするうちに、
一層歩くのが大変になられ、
(恐らくかかりつけの)
整形外科医さんは
「年相応だから仕方がない」と。
しかしこの先生、
ただものではなかった
すぐ後に
こう言い添えられたんですって。
「シルバーカーを使えば
笑顔が増えますよ」
なんかすっごくないですか
引用ここから
これが魔法の言葉だった。
「使ってみようかな」と言い出し、
手配した。
届いた翌朝、散歩に行った母。
帰るなり、
「すごいの」「とてもすごいの!」
「一歩目からびっくり、
まるで自分の足で歩いているみたい」
と機関銃のように言葉が出る。
目はキラキラ輝いて、
どれだけ感動したかが伝わってきた。
引用ここまで
その後は、買い物に誘うと、
「新車で行く」と。
もちろん、
「シルバーカーの新車」で。
投稿の〆はこうなってました。
「毛嫌いしていたシルバーカーは、
新車に昇格したようだ」。
いかがでしょう
言葉は、
それまで毛嫌いしていた
モノをも、
お気に入りに変える。
言葉は
それだけの力を持つ。
企業の販促担当の方、
お医者さんに負けてられませんね
ご訪問ありがとうございました。m(_ _)m
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