日テレカメラマンの「お菓子手渡し事件」の本質を語ってみる | かぶちんのまったりゴルフ日記

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女子プロゴルフネタ多めのブログです

山あり谷ありの人生ですが
人様の縁のおかげでいろんな経験できてます^^)

本来なら「賞金女王」が決まる最終戦
久しぶりの日本人優勝で終わりました
原英莉花プロおめでとうございます!

 

コロナで大変だった2020シーズン
無観客ながらなんとか14試合開催されました
ひとえに主催者さんの心意気と関係各所の尽力の賜物です


そんななか残念なニュースが・・
日テレスタッフに厳重注意 渋野日向子にお菓子を手渡して撮影(サンケイスポーツ) - Yahoo!ニュース

 

この件に関してはあえて「日テレ体質」について語ってみたいと思う

 

一部のゴルフファン以外はご存じないでしょうが、
日本のゴルフツアーは他国のゴルフツアーや他の国内スポーツ興行と大きく違う点があります
それは「各試合で主催者が違う」ということ
特に女子ゴルフツアーは、TV局と広告代理店が手を組んで「ゴルフツアーの女子部」という扱いでスタート
広告主からの広告料を原資として大会運営を行ってきました
 

乱暴な言い方をすれば「TV局が作ったゴルフ番組と同列」だったのです
その運営形態が50年間ほとんど変わらずにきていました
一昨年「放映権問題」として騒がれたのは、そんな「過去の慣習」を変えるべく
JLPGAが「放映権」を明確にしようとしたことに「日テレ」が激怒し、

系列局主催の3試合を中止にすると発表したことで世間がJLPGAバッシングをしましたね

それでコロナの影響で今年はどうなったか

大会開催に踏み切った主催者と大会中止にした主催者に分かれましたね
あえて深読みしますが
「プロアマ接待ありき」の主催者は中止
「選手・ファン思い」の主催者は開催
に分かれたと思います

 

日テレにいたっては実にわかりやすい
9月以降で大会を中止したのは
延田グループとミヤギテレビのみ
これは何を物語っているのか言わずもがなである

 

 

そしていつも思うのは日テレの中継スタイルと実況
相変わらずの「録画放送」と「煽り実況」
わかりやすく言えば「ゴルフ番組を演出」してるんですね

今回のお菓子手渡しに関しては本質を報じたのはサンケイスポーツのみ
要するに渋野プロの「もぐもぐタイム」をカメラに収めたかったのでしょう
「撮影した」という事実をなぜ他紙は書かないのでしょう

スポーツ報知にいたっては「完全スルー」です・・

 

放映権問題の時にはミーティング委員長と副委員長を抱き込んで
紙上でさんざん協会批判をしたのに、身内の不祥事は完全スルー
日テレ系列がいかに「自己中」なのかよくわかります

 

個人的には「ナベツネイズム」なんじゃないかと思うわけですよ・・

野球でもサッカーでも読売がらみは「自己中」さく裂しましたからね

 

 

これまでブログで日テレ批判を何度かしてきましたが、
「一事が万事」
ひとりのカメラマンの不祥事とは思えないのですよ

 

 

そして今回
「お菓子ぐらい」と思う人もあるでしょうが
ボランティアスタッフをやったことがある人はわかるでしょうが
プレー中は選手への接触や会話は原則禁止
ボランティアといえど「仕事」ですから、
選手のプレーや大会進行の妨げになるのは避けなければいけません
今年は特に「業務以外コースの立ち入り禁止」です
普段なら業務以外はギャラリーとして応援可ですが
今年はコロナ感染防止と「無観客開催」という体裁もあり

ボラだけが特別待遇されるわけにはいかないのでしょう

 

なのでカメラマンも同じ
ましてや「放送の演出効果」を狙っての行為は言語道断
極論ですが「やらせ」であり、場合によっては「八百長」にもつながりかねないことです

つねづね思うことですが、
選手や大会やファンに対して「リスペクト」の気持ちさえ持っていれば
自分の行動や言動が間違っていないかどうか判断できるはずです

日テレは「ゴルフツアーをけん引してきたのは自分たち」という思い上がりから
協会は口出さずに黙って選手を派遣すればいいと見下し、
選手がプレー中でも絵面や演出のために邪魔になることに頓着しないのでしょう

今後の女子ツアー発展のためにも、来年以降日テレ系列の試合がなくなり、
日テレがゴルフ中継から完全撤退してくれることを切に願います