近所のノーベル賞受賞者 | テクタククラブ・ミスターハイキングのページ

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画像は青梅・塩船観音(昨年5月)

今年もノーベル賞受賞者発表の時期がやってきましたね。この時期になると、もうすぐ1年が終わるのだなという気持ちになります。
やはり日本人が世界的な業績を残して認められ、ノーベル賞に輝くととてもうれしいものですね。

ところで私の家の近所にパン屋さんがあります。自家製のおいしいパンを出しているので、時々買いに行っています。このパン屋のすぐ裏に、有名人の家があります。ノーベル賞受賞者、大村智教授。皆さんご存知でしょう。私はご本人に直接会ったことはないのですが、大村教授本人と奥さんがこのパン屋によく来るそうで、親しくしているということです。パン屋の経営者から、大村教授がノーベル賞を受賞した時のことを聞きましたので、ご紹介します。

私が、「すごいニュースだったんででびっくりしたでしょう」と尋ねたら「2年以上前から、ノーベル賞取るよと言っていたので、そんなに驚かなかった。当然とるものと思っていた」ということでした。この話を聞いて、もし私がパン屋さんの立場だったら、「そんなうまく事が運ぶはずないな。研究に自信を持っていのだろうけど、本人がそう思い込んでいるだけかもしれないからな」と思ったことでしょう。でもパン屋さんは大村さんの人柄から、嘘ついたりほらを吹いたりする人ではないことがわかっていたので、ごく自然に話を信じ、まったく疑っていなかったということでした。大村教授も素晴らしいですが、教授がお気に入りのパン屋のおばさんも素敵だと私は思いました。

あともう一つエピソード。ノーベル賞受賞者発表があった時、マスコミの人がパン屋さんにやって来たそうです。大村教授は普段どんな人なのか取材するのが目的です。その時パン屋のおばさんはお風呂に入った後、居間でくつろいでいたそうですが、インターホンが鳴った時には、風呂上がりで人前に出ることができなかったということでした。それでインターホン越しに質問を受け、取材に応じたそうです。おばさんは「せっかくテレビ局が来たんだから、出たかったなー。残念だったわ」と言っていました。

ちょっと面白い話かなと思ったので、このブログに書いてみました。

(写真はパン屋さんの画像)