ウィングオブハート

カメラ・旅行の事を主体にロードバイクや釣りの事などもちょろちょろと

パソコンを自作しよう

wingofheart.hatenablog.com

PCを買い替えようと思っていたら、最終的にPCを自作することになったわけですが。

今回は自作するまでにいたった経緯などをまとめてみようと思います。

 

最初に言っておくと、PCの自作って意外と簡単なので既製品で「なんか物足りないなー」と思う人は是非チャレンジしてみることをおすすめします。

 

 

自作に至るまでの経緯

デスクトップにするか、ノートにするか

まず最初に悩んだ点ですね。

私の場合、今までノートPCを利用していたこともあってかなり悩みました。

ノートからデスクトップに替えると、デスク周りも大幅に弄る必要が出てくる・追加でモニターも必要になる、と結構な手間なんですよね。

 

決定打になったのはカスタマイズ性。

デスクトップPCだと知識さえあれば後からパーツの増設や換装が可能。

必要に応じてパーツを組み替えながら長く使っていくことも可能です。

対してノートPCだと個人でのパーツ換装などはほぼ不可能。

出来てもストレージやメモリの換装・増設くらいです。

なので性能不足を感じたらまるっと買い替えるしか策がなくなります。

後のことも考えたらここはデスクトップにしたほうがコスパ的にもいいなと感じ、デスクトップへの買い替えを決意しました。

 

あとは同じ金額を出した場合、デスクトップの方がノートよりも性能が良くなる点も大きかったです。

パッと見同じパーツ名でもデスクトップ仕様とノート仕様では性能が結構違いますからね。

例えばグラボ(グラフィックボード)の場合、ノートのRTX4070LaptopはデスクトップのRTX4060程度の性能しかありません。

 

ノートPCは取り回しの良さが絶対的な利点ですね。

チョチョイと持ち運んで好きな場所で作業できるのはノートならではです。

 

ちなみに高性能なノートPCを購入するならレノボかHPあたりがコスパ高めで良しです。

安心・保証第一ならマウスがおすすめ。

 

どこで買おうか

デスクトップPCをどこで買うかですが、これはもう最初からBTOショップで買おうと決めていました。

家電量販店なんかただのボッタクリですからね。

そもそもまともなのが全く無かったりする有り様です。

ゲームをしたり負荷が掛かる作業をする目的でPCを購入するなら専門店一択です。

 

今使っているノートPCを購入したマウスをまず見てみてびっくり。

「かなり高いな…」

これはちょっと手を出せないなということで、他のパソコンショップも物色。

ドスパラ・フロンティア・ツクモ・アーク・テイクワン…

一通り調べましたが、なかなか丁度いいのがない。

フロンティアのセール品が良さそうだったのでちょくちょくチェックしていたのですが、なんだか見るたびに魅力がなくなっていくような…

うーん、困った。

 

欲しいスペックのPCが見つからない、なら

コスパの良さそうなPCは絶妙に足りない部分がある。

ちょうどいいスペックのPCはかなり割高な感じ。

色々調べているうちに知識がついてパーツ選定も出来るようになってきたので、こうなったらもう自作してしまうのもありか。

 

という訳でパーツの選定をして掛かる金額を計算、「自作してしまえばいい感じの予算で理想的なPCを組めるな」と結論を出して自作するに至りました。

 

さぁPCを自作しよう

まずは使用するパーツの選定

  1. CPU(+CPUクーラー)
  2. マザーボード
  3. メモリ
  4. ストレージ(SSD
  5. 電源
  6. PCケース
  7. OS
  8. GPU(グラフィックボード)

PCを組むのに必要になるパーツの選択をしていきます。

これが一番重要かつ大変です。

そして自作の恩恵を受けられる部分でもあります。

ここで挫折するような人は素直にBTOショップに頼ったほうが無難です。

逆にここさえ乗り越えれば後はどうとでもなります。

 

PCを組む際に必須となるパーツを上記に記しましたが、この内8のGPUは必須ではありません。

CPU内蔵のGPUで最低限は賄えるので。(例外あり)

GPUを載せることを前提にするなら、パーツの選定はGPUを中心に考えるとまとまりやすいです。

GPUが現状一番お金がかかりますからね。

予算を元にGPUを決めて、その他のパーツも決めていくといい感じにまとまると思います。

 

実際に使用したパーツ

あれやこれやと考えて、最終的に私が選んだパーツはこちら。

 

AMD Ryzen 5 7600

store.shopping.yahoo.co.jp

CPUといえばインテルという印象ですが、AMDの方がソケットの規格が新しく将来性がある・省電力という点でAMDを選択。

現在IntelCPUは大問題を起こしているので結果的に正解でした。

最初は7800X3Dにしようかと考えていたのですが、最安値のときに購入できずなんかムシャクシャしたのでお手頃価格の7600にしました。

こう書くとすごい適当に選んだ感じになってしまいますが、そもそも7600の性能で必要十分であり、後にCPUを換装することも考慮に入れているのでちゃんと考えてますw

CPUは高性能になるほど消費電力も発熱量も増えて扱いが難しくなる傾向にあるので、自分の用途にあった性能のものを選ぶことが重要です。

 

DEEPCOOL AK400

store.shopping.yahoo.co.jp

CPUに付属するCPUクーラーをそのまま使っても良かったのですが、結構音がうるさいらしいため別に購入しました。

定番のAK400にしましたが、7600を冷やすには十分すぎますね。

 

MSI B650 GAMING PLUS WIFI

store.shopping.yahoo.co.jp

インターネットはWi-Fi接続することを前提にしていたので、Wi-Fi内蔵の適当なマザーボードを選びました。

マザーボードは選択基準が難しいので、コスパで選んじゃうのが手っ取り早いですね。

 

Crucial CT2K16G48C40U5

store.shopping.yahoo.co.jp

コジマで買ったのですが商品が消えていたのでベスト電器で代替。

メモリは相性問題が出やすいらしいので、安心のクルーシャルにしておきました。

クルーシャルは公式サイトでマザーボードとの互換性を開示してくれているので安心ですね。

 

Acer Predator GM7 2TB

SSDはよーく調べたうえでコスパ良しのAcer Predator GM7に。

安心を選ぶなら国産のキオクシアにしておきましょう。

 

Apexgaming AG-750M-V2-JP

store.shopping.yahoo.co.jp

電源はGold認証でプラグイン式のAG-750Mに。

妙に安いので少し不安ですが、10年保証を信用しましょう。

プラグイン式だと必要な線だけを配線できるのでケース内がスッキリします。

ATX3.0対応の電源にしておくとGPUへの配線が楽になりますが、別に対応して無くても問題なく接続はできますのであまり気にしなくても大丈夫です。

 

ADATA XPG VALOR AIR JP2

store.shopping.yahoo.co.jp

PCケースは通気性第一で選びました。

このケースはケースファンもたくさん付属しているのでお買い得です。

その代わり通気性が良すぎるのかファンの音もダダ漏れですw

この辺はトレードオフですね。

ケースは大きさをちゃんと見て買いましょう。

適当に買うとパーツが入らず泣きを見ることになります。

マザーボードの規格に合うものを選ぶのが基本です。

今回はマザボATXなので、ケースもATX対応のものにしています。

 

Microsoft Windows 11 Home

store.shopping.yahoo.co.jp

OSはちゃんと正規品を買いました。

USB版を買っておくと買い替え時にそのまま転用できるので便利です。

DSP版は1回使い切りです。

 

MSI GeForce RTX 4070 SUPER 12G VENTUS 2X OC

store.shopping.yahoo.co.jp

GPUは現状一番性能バランスの良いRTX 4070 SUPERを選択。

メーカー等はこだわり無く一番オトクなものを買いました。

GPUの選択はかなり悩む部分なので別記事に詳しく書こうかなと思います。

とにかく高い(´・ω・`)

3連ファンタイプを選ぶ場合はケースの大きさに気を配りましょう。

 

パーツを購入

使うパーツを一通り決めたら、それらを順次購入です。

普通にパソコンショップで買い揃えるのが手っ取り早いですが、その場合BTOより安く上がることは意外とないかもしれません。

お金に糸目をつけないなら別に良いのですが、安く仕上げたいのなら工夫が必要です。

セール品を狙うのが基本ですが、よりオススメなのが

Yahooショッピングや楽天市場のポイント還元を狙う

方法。

実際、今回のパーツ購入にあたってはYahooショッピングのポイント還元を最大限活用して実質18万円程で買い揃えています。

格安で買える商品があったらスペックを確認して代用できるか判断して…など。

考えなければいけないことが増えますが、考えた分だけ安く上がる可能性も増えます。

上に貼った商品リンクは私が実際に買った店舗の商品ページへのリンクなのでもしよければ参考に。

 

パーツの購入時もGPUをまず最優先にすると買い揃えやすくなります。

GPUが安く買えるときに買って、続けて他の商品も順次購入としていくと比較的スムーズに買い揃えられます。

要するに「高いパーツから買え」ってことです。

 

パソコンを組み立てる

パーツが手元に揃えば後は組み立て。

はんだ付けなどの作業は必要なく、ネジ締め・コネクタの差し込み程度なので案外簡単です。

ただ組み立ての説明書がある訳ではないので組み立て手順は自分で調べる必要があります。

とはいっても、今はネットで調べればいくらでも情報が手に入るので、サイトや動画を参考にすればなんとかなるはずです。

私は「ちもろぐ」というサイトの情報を参考にさせてもらいました。

 

失敗するとシャレにならないので、写真撮影などはせずに組み立てに集中。

完成。

 

それなりに綺麗にまとまったと思います。

今回私が引っ掛かったのは2点。

  1. SSDが認識しなかった
  2. GPUに電源供給する線がよくわからない

1のSSDに関してはただの差し込み不足でした。

斜めから差し込んでしっかり奥まで差し込むのが大事です。

ネジを外さなくてもSSDを差し込める様になっているのにわざわざネジを外したのが最大の原因だったんですけどねw

 

2のGPUへの電源供給についてですが、PCI-Eコネクタを差そうとしたら「コネクタの形状違うじゃん」となって悩むことになりました。

「そういえばGPU付属の謎の二股ケーブルあったな」と二股ケーブルを確認して解決しました。

PCI-Eコネクタを12VHPWRコネクタに変換するケーブルだったんですね。

PCI-Eケーブルを1本しか出していなかったので電源からもう1本出す作業を追加する羽目になりましたw

ATX3.0対応の電源だとケーブル1本でGPUへの配線を済ませることが出来るので楽ができます。

が、別に対応して無くても変換コネクタで問題なく動作するのでそこまで気にするものでもありませんが。

とりあえず、RTX 4070 SUPERをPCI-Eケーブルで接続する場合は線が2本必要です。

 

起動の確認・OSインストール

一通り組み立てが終わったら、BIOSを開いて各種接続状態等の確認。

確認が終わればOSをインストールして終了です。

BIOSでの確認は結構大事で、このおかげでSSDの未接続を発見できたので後で慌てずに済みました。

問題は早期に発見できるほど楽に対処できます。

 

OSのインストールで面倒な点が一つありまして。

インターネットに接続できる状態でないとインストールが完了できません。

初期の状態だと無線接続が出来ないことが多いので、有線で接続するかコマンドプロンプトを使用してインターネット接続なしでもインストール完了出来るようにするか、どちらの手段をとるか考えておく必要があります。

私はコマンドプロンプトを利用しました。

 

これでパソコンは完成、後は環境を構築していくだけですね。

以前の環境をそのままコピーできれば楽なんですけど、そうはいかないみたいなのでひたすらちまちま手作業です。

仮にコピー出来たとしても、PCの環境が変わってしまっているので下手にそのままコピーすると不具合のもとになったりするのでここは手を抜かないほうが良さそうです。

 

ベンチマークを回してPCの性能を確認

ベンチマークを回すのは特に意味がないような気もしますが、PCがちゃんと期待通りに動いているかの指標にはなったりするので案外やっとくと良かったりします。

自作PCの場合は不具合が出ても全て自分で対処するしかないのでPCの性能を把握しておくのは大事です。

 

CrystalMark Retroは簡単にPC全体の性能を把握できるのでお手頃なベンチマークソフトです。

特に問題なさそうで一安心、これで自作PCの完成です。

 

実際に作ってみての感想

大きなトラブルに見舞われることもなかったのでかなり楽しく作れました。

色々と調べながら作業をしたおかげでPCに対する知識も身につけることが出来たので、今後は何かあったときのメンテナンスなども自分でこなせそうです。

何より大きいのが

全て自分で選んだ納得のパーツで組んだPCである

という事です。

BTOだと何かしらの妥協は必要になってくることが殆どなので、これに関しては自作PC最大のメリットだと思います。

ただ、PCを完成させるまでの時間はかなりかかりました。

PCを自作すると決めてから大体1ヶ月ほどかかりました。

パーツの選定と購入にかなり時間を取られますね。

ここを楽しいと思えるかどうかがPCを自作する上でのポイントになると思います。

 

自作PC作りに向く人・向かない人

向いている人

  1. 自分で調べて問題解決が出来る人
  2. 色んなことに挑戦するのが好きな人
  3. PCの使用パーツにこだわりたい人
  4. 費用を安く上げたい人

1番目が非常に重要で、自作する以上はサポートなんかは基本無しで何かあったときは自己解決する必要があるので、自分で情報を集められる人でないと話にならなくなります。

パーツの選定をする時点で自分で色々調べる必要が出てくるので、ここを乗り切れる人なら問題ないと思います。

 

3番目に関しては、フルカスタマイズが出来るBTOで注文する形でも対処できたりするので一考。

まぁ自分で作っちゃったほうがいいと思いますが。

 

4番目に関しては、セールを上手に利用してパーツ購入すればある程度安く上げられる程度に思っておいたほうが良いです。

そのへんで適当に買いまとめたり、好みのパーツに拘ったりするとあっという間に高くつきます。

安く上げたければ、セール品を逐一チェックして少しづつ買い揃えていく根気が必要です。

 

向いていない人

  1. 他人任せな人
  2. 取り敢えず動けばいいという人
  3. 面倒くさがりな人
  4. ノートPCが欲しい人

1番目が全てで、自分で調べたりすることが苦手は人はPCの自作は無理です。

素直に既製品を買いましょう。

既製品ならサポートが受けられるので何かあっても丸投げできるので安心です。

 

PCがちゃんと思っていたとおりに動いてくれれば細かいことは気にしない、という人も向かないというよりは自作する意味があまりないです。

自作する最大のメリットはパーツに拘れるという部分ですからね。

そこに興味がないならお店で既製品を買ってしまったほうが良いです。

サポートが得られるのは大きいですし、何より手っ取り早いです。

 

最後に

それなりに長く使えるPCに仕上げたので、当面はPCの性能で困ることはなさそうです。

ぶっちゃけ前のノートPCでも対して困ってなかったのですがねw

数年後にCPUを買い替えたいなーと考えているので、次に弄るのはその時ですね。

エントリーモデルのRyzen5 7600がどこまで頑張ってくれるかが興味深いところです。

 

大きなトラブルなしでPCを組めて良かったです。

トラブルに見舞われていたら「二度と自作なんかするか」ってなっていたかもしれません。

まぁ徹底的に調べ上げてから自作したので失敗しない自信はありましたが。

 

おまけ・BTO店舗の特徴

購入するパソコン探しをしていたときに色んなBTOショップも見て回ったので、ここに簡単に特徴でも書き残しておきます。

 

ドスパラ

BTOの定番ショップ。

可もなく不可もなくといった感じで、ぶっちゃけ微妙のような気がする。

ちなみに実店舗の対応は良くなかったです。

 

マウス

テレビCMをやっているので知名度は高いかも。

割と高めの価格でカスタマイズ性も低め。

サポートがかなり手厚いのが特徴ですかね。

実店舗の対応も良かったので信用第一ならオススメです。

ノートPCが結構豊富。

 

パソコン工房

実店舗が多いショップ。

価格普通でカスタマイズ性は低い。

最近出た新ブランドのゲーミングPCは結構お手頃価格でいい感じ。

 

フロンティア

いつでもセールをやってるショップ。

セール品がかなり安くてカスタマイズ性は低い。

価格第一ならオススメ。

 

ツクモ

私がパーツ購入で利用したお店。

BTOの方はお値段高めでカスタマイズ性高め。

使用しているパーツの型番をある程度表記してくれているのが○。

 

アーク

価格は高めだがカスタマイズ性が高いお店。

選べるパーツがかなり多い上に、パーツの詳細まで明記してくれているのでカスタマイズしやすいです。

こだわりたい人にはオススメかも。

 

テイクワン

ホームページがちょっと怪しげ。

カスタマイズ性が非常に高く価格も控えめ。

ただしパーツの型番しか書いていないので、逐一自分で詳細を調べないとどんなパーツか分からないので上級者向けです。

ここで注文できる人は多分やろうと思えば自作できると思います。