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またも柳を打てず…32試合でスコアレス10試合の極貧打線に特効薬はあるのか??

強いカープがみたい!
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情報源:ニッカンスポーツコム 【広島】65年ぶり32試合で7度目ゼロ封負け 記録的得点力不足に新井監督「そこも考えたい」
<広島0-4中日>◇11日◇マツダスタジアム

広島は天敵の中日柳を打ち崩せず、今季7度目の完封負けで連勝が止まった。

2回無死一、二塁の好機を逃すと、降板する7回まで快音は響かず、柳には今季14イニング連続無得点。32試合消化時点で7度のゼロ封負けは59年の30試合で8度以来65年ぶり。さらに3試合のスコアレスドローを含め10度の無得点試合は、32試合で10度のゼロ封負けの56年以来となった。記録的な得点…

金曜日から始まった中日との3連戦。甲子園で阪神に連勝、それも昨季の夏場あたりからやられまくって今季も完全に抑えられていた村上、そして天敵の大竹を何とか攻略して連勝。その勢いで長年苦手にしている中日・松葉からも白星。よし!!こうなったらこの勢いで天敵・柳も…!?なぁんて期待したカープファン同志も多かっただろう。何を隠そうアタクシもその一人(笑)。しかし柳の壁は厚かったよな。これで今季7度目の完封負け+スコアレスドロー3試合を含めると32試合消化で10試合、約3分の1の確率で無得点試合という「完封負けの3割打者」になっちまった。まぁ3割打者と言えば結構打っているイメージだからな、カープファンの中でも「今日もまた完封負けか…」といったイメージが定着してきているよな。野球は点を多くとった方が勝ちなわけで、点が取れないということは勝負の土俵にも上がってこれないゲームが多いということ。困ったもんだよな。

前半のスコアレスは「カープペース」

まぁ打てないというのは今期に始まったことではなく、佐々岡監督の時代から貧打ではあった。ただ、その貧打に輪をかけて「極貧」になったのはやはり誠也が抜けてからだろう。このブログでは何度も書いているけど、エルドレッド、丸、バティスタと抜けても補強らいしい補強をしなかったわけで、この3人で80発くらい消えている。そして誠也が抜けてとなれば、100発くらい消失しているわけだし、昨オフ龍馬も抜けているので、もう数えるのがイヤになるくらい長打力不足になっているよな。今季チームトップは開幕1軍を逃した宇草の3本。そら、点が入らないわけだし、一発で局面を変えることもでるはずがないよな。

それでも一発が無ければないなりの「戦い方」は身についてるのだろう。昨日のゲーム前までで貯金1と勝ち越しているわけだから十分戦えているといっていいだろう。昨日のゲームも九里と柳の投げ合いで中盤までスコアレス。カープペースと言っていい展開だったよな。

結局はプレッシャーに押しつぶされた形に…

九里VS柳の投げ合いは6回にゲームが動いた。6回表中日は1番岡林から。今季の岡林は打率が1割台と昨季の最多安打の面影が今のところ全くないと言っていいだろう。その岡林にツーベース。大島に四球。カリステは三振、細川は凡フライで2死までこぎ着けるも中田翔に痛恨の長打で2点を失った。九里には踏ん張ってほしかったけど、この辺は味方打線の援護がない、自身も開幕投手でありながらもまだ未勝利、連勝中だから自分で止めるわけにはいかないといった様々なプレッシャーがあったのだろう。イニングは6回、球数も70球代と九里なら「まだまだいける」といったところだけどこうしたプレッシャーで心身ともに結構削られていたのかもしれん。もう一つ言えることは5回表の投球ね、簡単に2死を取りながらも8番柳に四球を与えてしまった。続く加藤を打ち取ったもののこの柳への四球のおかげで6回は1番からという好打順を迎えてしまった。この辺もひょっとしたら柳への四球も九里は引きずっていたかもしれんねぇ。

未勝利の九里もそうだけど、九里が投げるゲームでなかなか援護が出来ない打線にもプレッシャーがかかっただろう。そしてそれに輪をかけて天敵・柳だから相当なものだったろう。
ただね、だから「しょうがない」では優勝やAクラスは難しいだろう。仮にAクラスに残っても苦手がいてはポストシーズンは戦えない。現に昨季のCSファイナルでカープは阪神の苦手投手村上、伊藤将、大竹をぶつけられて一つも勝てなかった。短期決戦になれば「苦手」は言い訳にできない。こういった苦手を早いうちに潰さなければ、大事なところでやられてしまう確率を上げてしまうことになる。仮に中日とCSをやるとすれば柳、松葉、高橋宏でスイープされる確率はかなり高いだろう。苦手だなんだでプレッシャー感じているようでは「その先」に行く確率は限りなくゼロに近い。九里にも打線にも乗り越えて欲しい大きな「山」だよな。

ベンチも選手も相手投手のペースに…

この苦手投手対策というのは新井監督を筆頭に首脳陣は色々考えながらやっているのは我々ファンに十分伝わっている。伝わっているけど、時には空回りしたり、不発に終わったりしている。左対策で右を並べても完封されたり、その逆もある。相性がいい選手をスタメンに出してもその前後が全く打てずに「単発」に終わる。結局はチームで攻略して行かないとなかなか難しいというのがよくわかる。もう一つはその苦手投手対策を打ってきてもそれが相手投手にとって「イヤじゃない」というはあるんだろうなぁと。言い方は悪いけどカープサイドの独りよがりで終わっている気がしないでもない。

昨日のTV解説は野村謙二郎さんと岩瀬仁紀さんだったけどこの辺について面白い話をしていた。よく聞き取れなかったけど要は投手というのは打者のスイングや仕草、ベンチで円陣を組まれたりすると「狙われているんじゃないか??」と疑心暗鬼になると。ここから崩れていく投手も結構いるんだそうな。ちょうど、その話をしていたのが確か7回裏のカープの攻撃で末包が打席。中日バッテリーはカープの右打者に対しては外一辺倒。真っすぐ、スライダー、フォークのコンビネーションで打ち取るパターンが多いんだけど、この末包の打席の3球目のスライダーに末包はフルスイングするもバットが空を切った。タイミングはバッチリだったけど、バットが届かなかった感じだった。このとき岩瀬さんが今のはちょっと投手にとってはイヤな感じの空振りという話をしてくれた。
別に岩瀬さんの声が柳に届くわけがないんだろうけど、この末包の空振りに柳が反応した。恐らく捕手の加藤は3球目の空振りを見て、同じ球で打ち取れると確信、スライダーのサインを出したのだろう。それを見た柳は加藤をマウンドに呼んだ。岩瀬さんが言う通り、柳は末包の空振りを見て「スライダー、狙ってんじゃね??」と感じたのかもしれん。それでも加藤がスライダーを出したんで、たまりかねて「オマエ、ちょっと来い!!」となったんじゃないだろうか。

仕切りなおして4球目は同じコースから落ちるフォーク。これを末包は見逃した。確かに外にヤマは張っている。しかしインコースに行くとコントロールミスはある。5球目は3球目より大きく曲がるスライダーを選択。末包はまんまと引っかかって空振り三振に終わってしまった。

何気ない空振り三振だけど、こういった柳の心理の変化をもっと早いタイミングから生まれさせることができれば中盤で捕まえられるのではないか??そんな気持ちにもなった。これまでのカープは苦手投手に対して打線は工夫するんだろうけど、それで終わっているようにどうしても見えてしまう。むしろカープ打線が何を考えているんだろう??と考えさせることの方が、相手投手の心理的なスタミナを奪ったり、球数を投げさせることにつながるのではないか??実際に柳を打てていないのはカープだけと言っていいだろう。阪神の大竹もそう。他球団はある程度打てているというのを考えるとカープ打線が勝手に硬くなって考えすぎて、最後はプレッシャーで自滅しているようにも見える。もっと相手投手攻略を楽しむくらいの「余裕」も必要なんじゃなかなぁと思うねぇ。打者1巡くらいは柳のスライダーは手を出すなとかね、低目の落ちる球には手を出すなとかね、こうしたことをやるだけでも投手は勝手に考えてくれるもの。まぁそう簡単には行かないけど、もっとゲーム感覚で、ライトな感じでやった方が案外いいような気もしないでもないけどな。何とか頑張ってほしいものだよな。

プレッシャーがかかっている人がもう一人??

毎度毎度同じ投手にやられるというのはマスコミも騒ぐし、SNSでもファンの嘆き節が聞こえるだろう。現にアタクシも「天敵・柳」とこのブログで何度も書いている(笑)。このブログを選手は見るわけもないだろうけど、「苦手」「苦手」と言われているのは首脳陣・選手は十分わかっているだろう。まぁそれもプロ野球。仕方ない部分もあるだろうし、それがプレッシャーになるのも十分理解出る。「なんとかしろ!」の声がグサリと来るだろう。
グサリと来るのは矢面に立つ監督やコーチ、選手はもちろん、情報を提供するスコアラーも同じ気持ちだろう。イヤ、選手以上に責任を感じているかもしれん。カープの中日担当スコアラーは昨季から白濱スコアラーが務めている。長い現役生活を終え、捕手というポジションからその観察力を買われてのスコアラー就任だろうけど、昨季カープは中日と12勝12敗の五分。2位のチームが最下位のチームに勝ち越せていないことに白濱スコアラーも責任を感じていたことだろう。何かの記事でもその奮闘ぶりを読んだことがある。
先日のナゴドでのゲームで白濱スコアラーを見かけたから、今季も中日担当なのだろう。この柳対策で頭を痛めているだろうし、プレッシャーも相当感じているだろうねぇ。

スコアラーと言えば、今季は阪神対策で阪神だけは複数スコアラーで対策を練っていると聞いた。今季は今のところカープが阪神に勝ち越しているのを見ると、その工夫が実を結んでいると言っていいだろう。早いうちに中日対策、柳対策を打っておく必要があると思うし、白濱スコアラーにも助け船を出してあげられるといいかなぁと思うねぇ。白濱スコアラーにも頑張ってほしいよな。

さて、これで連勝は止まってしまった。柳の壁はカープにとってまだまだ分厚く高いものと感じたゲームだったけど、次、絶対にやり返すということで切り替えて欲しいよな。今日は天気があまりよくないし、中止の可能性が高いだろう。来週はほぼ地元と言っていい松山でヤクルトと2連戦、その後巨人を迎えて3連戦。巨人も首位に立って調子がいいよな。何とか先に行かないように足を引っ張りたいところ。選手たちも疲れが出てくるころだと思うしな、休むところはしっかり休んでいい状態で鬼門の交流戦を迎えて欲しいよな。

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