皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、
のぶさわです。
<前回からの続き>
前回、
「不安・恐怖等の不快刺激(⇒自身の不快感情)に
過度に敏感な人が増えてきている」
「特にそういった傾向を持つ人は、
社会構造的な問題も相まって、
安全基地を確保する事が難しくなる」
「加えてマスメディアやネット等による、
殊更不安や恐怖をあおる”情報”に触れて
自己防衛傾向が強くなり、(生存本能が優先され)
自己中になってゆっく」
という私見をお書きしました。
もしそうだとすれば、
何故「過度の敏感さ」を持つ人が増えてきている
のでしょうか?
今回は私なりに考える
その理由をお書きしたいと思います。
<過度の敏感さを持った人
が増えてきている原因>
①地球規模の環境の変化と適者生存
「環境破壊等による気候変動等の自然環境の激変」、
「危険な化学物質や放射線物質、
身体に影響を与える電磁波等の蔓延」、
「国家間、人種間の戦争や抗争」・・・
今の時代は
人類や生物に危機を及ぼすもので満ち溢れている
と思います。
そうなれば、
種としての人類が滅亡しない為には、
(ダーウィン等が唱えた”適者生存”の考え方を採ると)
周囲の環境からの刺激に対して敏感さが必要になる
でしょう。
つまり、
そういった環境の激変や危険な物質、
差し迫った危機等に敏感になり、
それを避けたり減じてゆく行動を採れる人
の方が生き延びる確率は高まると思われるからです。
②親世代の過敏さ
今の親世代は、
丁度そういった危機的状況を肌で感じたり、
メディア等を通じて感じてきた筈です。
それ故、
敏感さから自己防衛的になり、
親自身が自分の身を守る事で精一杯になり、
子にとっての安全基地たりえなくなるかも知れません。
或いは
「世の中は危険よ!」「他人を信用したらダメよ!」
等と
子にもそれを教えて行って、
結果として子にとっては「安全基地は家族だけ」
になってしまい(安全基地の縮小)、
その影響で、子も自己防衛的(自己中)になる事
も増えると思います。
③遺伝子の変化或いは
エピジェネティクスによるもの
さらには、
親世代のそういった
過敏さは遺伝子に刻まれてゆくのかも知れませんし、
そうではないとしても、
エピジェネティクス(細胞が遺伝子発現のОN/ОFFを
制御する仕組み)によって、
不安や過敏さに纏わる遺伝子の発現が
「ON」になっている人が増えている
のかも知れません。
(一方、今の時代には、あまり必要ではなくなった
他人との協調/共同に纏わる遺伝子の発現は
OFFになってる人が増えてきているのかも知れません)
ここまで、
「自己中な人が増えてきている原因」
を私なりの推察でお書きしてきましたが、
自己防衛から自己中になってしまい、
その孤独感や苦しみに苛まれている方は
どうすればそこから脱する事ができるのでしょうか?
次回からはそのヒントをお書きしたいと思います。
<次回へ続く>
それでは今日も良い変化を
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