魔の13階段 | 都市伝説つぶやき物語

魔の13階段

 

つい先日のこと。

 

ぶらり・・・町を歩いていたとき

 

一軒の不動産屋さんが目にとまった。

 

何気なく中にはいってみると

 

店内は非常に明るいのだが・・・

 

何か空気が重いのに気づいた。

 

しばらく店内に貼ってある空き部屋の掲示を

 

見ていると・・・・

 

一軒妙に気になる部屋を見つけた。

 

さっそく店の人にそのアパートを案内して

 

くれるように言った。

 

車に乗って20分ほど走っただろうか・・・・。

 

そのアパートに着いた。

 

少し古ぼけた二階建てのアパート・・・・・

 

案内してくれた部屋は2階の奥の一番はし。

 

鍵をあけ中に入ってみると、中は薄暗くどんよりとした

 

空気があたり一面にただよっていた。

 

なにかがありそうな・・・・そう感じた瞬間

 

その何かが現実となって視界の中に飛び込んできた。

 

誰もいないはずの押入れの中に青白く光るものをみたのだ。

 

不動産屋の人に、外にでましょうと告げて部屋をでた。

 

ふと階段を見下ろし下りながら数えてみた。

 

いち・・にい・・・さん・・・・・・・。

 

じゅういち・・・じゅうに・・・じゅうさん・・・・・・・。

 

このアパートの二階に上がっていく階段の数は13段だった。

 

結局、部屋は借りなかったのだが・・・・

 

もし、あのとき階段の数を数えないであの部屋を

 

借りていたとしたら・・・・。

 

あの部屋で偶然みた押入れの中の何かに

 

憑かれてしまっていたのかも知れない。