現在、ピピウ7歳と2か月ほど。
イタリア語は年齢の割には知っている語彙が多いと学校の先生に言われます。
父親に似て、放っておいたらず・・・っとしゃべっているので、それはおしゃべりの特権なのかなと思います。
あと、おそらく耳もいいのではないかと私は思っています。
歌にしろ、言葉にしろ、耳からおぼえて、それを発音することが得意なような気がします。
幼稚園に入るまでは日本語優勢だったピピウ。
幼稚園にはいり、どんどんイタリア語がおいついてきて、小学校に入り確実にイタリア語優勢になりました。
知っている語彙の数が日本語とイタリア語とでは今となってはイタリア語の方が多いです。
普段、私や日本人の知り合いと日本語でも抵抗なく話し、日本語でコミュニケーションを取るのは問題ないレベルですが、何かを説明しないといけないとき、日本語でよりもイタリア語でのほうが上手に説明できていると感じます。
相変わらず、私とピピウの二人で話すとき、私がイタリア語を話すと違和感があるようで、私が少しイタリア語を使うと、「マンマ、日本語で話して!」と怒ってきますが、日本語で会話している途中、「マンマ、〇〇は日本語で何て言う?」とけっこう聞いてくるようになりました。
それは、イタリア語ではその言葉は知っているけれど、日本語では知らないからです。
やはり、語彙数の差。
毎週土曜日の午後3時間、日本の小学校の教科書を使って国語の授業を補習校で受けているピピウ。
勉強は好きじゃないけれど、先生とお友達が大好きなので、休み時間と放課後を楽しみにピピウは喜んで通っています💧
漢字も1年生の80字を習い、今年は2年生なので160字…。
得意不得意はおいておいて💧ピピウ的に漢字が嫌いなわけではないので、とりあえずほぼ毎日がんばっています。
なかなか覚えられませんけどね。
一つ覚えたら一つ忘れてますけどね。
国語の教科書の音読もなかなか大変です。
いやいやながら、すごくゆっくりなら読めるようにはなってきましたが。
でも、漢字にしろ、音読にしろ、大切なのはやはり言葉の意味を知っているかということ。
言葉の意味を知らなければ、音だけで文の理解ができません。
これから慣用句とか出てくるようになったら本当に大変ですよ
これまでは補習校の宿題をするときも、全て日本語で説明してきました。
日本語での会話にイタリア語を混ぜないように、それなりに努力してきました。
ただ、最近、ピピウの宿題をみていて思うのは…
“訳”としてのイタリア語なら、日本語の勉強中に使ってもいいんじゃないかなということです。
イタリア語版ルー大柴になるのはあまりよくないと思います。笑
でも、ちゃんと「これ、どういう意味?」と聞かれたときに、「それは〇〇ということ。イタリア語では◇◇だよ。」と訳としてのイタリア語を使うのは今となってはピピウの役に立つのではないかなと思い始めました。
そのほうが、やはり理解しやすいと思うのです。
言葉の意味を訳すのは、バイリンガル教育にはよくないことなんでしょうかね?
私はその道のプロでも専門家でもないので、それが正しいのかは分かりません。
それでは、日本語が“母語”と言えなくなってしまう。
だんだん“外国人が習う日本語”に近づいてしまう。
という危惧がないこともないのですが、そもそもピピウの母語はイタリア語ですし、ピピウが学ぶ日本語は継承日本語。
その継承日本語というものがどれだけネイティブのレベルに近づけるか、それとも外国人が習う日本語に近づいてしまうのか…それは本人と親次第…かな?
でも、言葉を学ぶ目的が、コミュニケーションツールであるならば、外国語としての日本語を学んだとしても、全く問題ないと私は思っています。
特に、私の日本語の生徒さんたちを見ているとそう思います。
大人になって、0から日本語を勉強し、今となっては難しい日本語の分を読み、理解し、意見まで言えるイタリア人生徒さんたち、本当に尊敬。でも、やる気があるなら、そうやって大人になってからも学べるということの証明だと思います。
なのでね…最近は日本語の言葉の意味を聞かれると、日本語でも説明して、イタリア語の訳も少し加えるようになりました。
さぁ、これは吉とでるか?凶とでるか?
今年の夏は日本へ1か月半行きます。
日本へ行けば日本語漬け。
漢字だって普段イタリアでは目にしない数の漢字を毎日目にすることになります。
どんな変化がピピウに現れるのか楽しみです。
少し前、親子3人でソファーに座って、日本の母とビデオコールをしていたんですが、ダンナがイタリア語で話すと、「ちょっと!日本語でしゃべって!」と日本語でダンナに言ったピピウ。
いや、それは酷と言うもんよ
8月に入ってからダンナも日本で合流するのですが、その際はピピウがダンナと日本人との通訳をしてくれることも切に願って
私1人じゃ大変なのよ💦
インスタしてます。
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